戦争という魔性―歴史が暗転するとき

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戦争という魔性―歴史が暗転するとき

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065369760
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2022年のロシアによるウクライナ侵攻、2023年のイスラエルのパレスチナ侵攻、そして中国と台湾の緊張関係の深まりなど、世界はいたるところで激しい対立が生まれ、それ以外の地域においても一触即発の緊張が生まれている。
「明治維新から太平洋戦争敗戦まで77年、敗戦から2022年まで77年。いまは歴史の分岐点にあるように思える」
2022年刊行された『歴史が暗転するとき』(発行:日刊現代 発売:講談社)の中で、本書の著者である保阪正康氏はそう述べているが、そうした状況を見れば、まさに予見通りといっていい。敗戦後79年の間、新憲法下の日本は少なくとも戦争の当事者になることはなかった。しかしながら、さまざまな地域で紛争の火種が絶えない現在の世界情勢、国内に目を向ければ、自公政権主導の前のめりとも思える防衛政策、さらには国民の意識の変化などから、日本の「新しい戦前」を危惧する声も少なくない。
「戦争はいかにしてはじまり、いかなる結果を招くのか」
本書において、日本の近現代史研究の第一人者である著者は「戦争の真実」を、生の証言、埋もれた資料から抉り出す。戦闘員、民間人を含め数百万人ともいわれる日本人犠牲者はもとより、全世界で数千万人の犠牲者を出し、さまざまな国家に壊滅的な被害をもたらした“先の大戦”。この“先の大戦”を“先の先の大戦”にしないことを願う読者にとって、必読の書である。
-主な内容-
【第1章】 「日米開戦」への道 いつ?誰が?―――なぜ日本は無謀な選択に至ったのか
【第2章】 戦争の真の姿 軍国主義国家の指導者たちの迷走と暴走、そして国民の悲劇
【第3章】 いかにして戦争は終結に至ったのか? そのとき、天皇、指導者たちはこう動いた
【第4章】 「平民新聞」は時代をどう伝えたか
【第5章】 テロリズムの台頭と戦争 歴史を暗転させてきた暴力主義とその系譜

内容説明

あの敗戦から80年へ―、いまを“新しい戦前”にしないために、胸に刻むべき戦争の真実とは?日本近現代史研究の第一人者が、歴史の“闇”に光をあて、生の証言と埋もれた資料から抉り出す!

目次

第1章 「日米開戦」への道―いつ?誰が?―なぜ日本は無謀な選択に至ったのか(戦争の始まり;衝撃の独ソ不可侵条約;日米交渉の駆け引きと陰謀;米英の共通認識は「日本をいかに利用するか」;東條が主張する「御前会議の決定」;天皇の意識の変化;開戦の決定者は誰だったのか?)
第2章 戦争の真の姿―軍国主義国家の指導者たちの迷走と暴走、そして国民の悲劇(東條英機の弾圧政治;出陣学徒の運命;幽霊の話)
第3章 いかにして戦争は終結に至ったのか?―そのとき、天皇、指導者たちはこう動いた(鈴木貫太郎の登場;終戦詔書―その変化の謎;「敗戦」か?「終戦」か?)
第4章 「平民新聞」は時代をどう伝えたか―日清戦争、日露戦争…軍国主義化する日本と社会(平民新聞の興亡;大逆事件の暗黒裁判)
第5章 テロリズムの台頭と戦争―歴史を暗転させてきた暴力主義とその系譜(紀尾井坂の変;大正期のテロリズム;日本社会の変容、そして帝都復興の明暗)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』(角川書店)で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により、第52回菊池寛賞を受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。膨大な数の証言取材、資料に基づいた近現代史の研究で高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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冬薔薇

2
今読む価値あり。一章「日米開戦への道」二章「戦争の真の姿」三章「いかにして戦争は終結に至ったのか」四章「平民新聞は時代をどう伝えたか」五章「テロリズムの台頭と戦争」。一章がやはり読み応えがある、いろいろな要素で、何故が、はっきりする。2024/12/30

星辺気楽

1
これぞ中立的視点。2025/05/26

トラッキー

1
戦時中の日本の軍部の甘さや失策について、理解を深めることができる一冊だった。特に、「日本軍の司令官には、道徳的勇気が欠如している。自分たちの間違いや計画の失敗を認める勇気がないのだ」という一説が印象に残った。 平和を大切にする意識と同時に、このような当時の日本の歩みも理解しておくことが、二度と戦争の惨禍を繰り返さないことに繋がると思う。2025/01/10

マウンテンゴリラ

1
戦後80年を迎える今、あの太平洋戦争のこと、特に学校教育ではほぼ取り上げられることのない、開戦から終戦に至る経緯を、詳細かつ簡潔にまとめた、さすが昭和研究の第一人者と言える著者の会心の一冊と感じた。また、太平洋戦争の顛末だけでなく、そこに至る明治時代の思想弾圧(大逆事件)や、5.15や2.26をはじめとする、数多くのテロ事件といった、近代日本社会の病巣を描いた名著であるとも感じた。そこに描かれる、日本近代の重大事件に共通の背景として感じられたのは、独りよがりの、独断に満ちた正義感であつた。→(2)2024/12/31

Ttyhys

0
戦争は戦場に行く人のことを考えるとやってはいけないって改めて感じた。 2025/05/11

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