出版社内容情報
祝!第27回大藪春彦賞 受賞 ⇒ 詳細はこちら(徳間書店のサイトに遷移します)
恨むな。憎むな。あらゆる声へ耳を傾けよ。そして――とこしえの和をなせ。
時は戦国、北の大地。謎多きアイヌの壮年・シラウキが人喰いクマの襲撃から助けた少女はなんと、蠣崎氏当主の娘・稲姫だった。礼として居城に招かれるが、それが思わぬ和人とアイヌの戦の引き金を引いてしまう。
稲は己の無知が招いた惨状を目の当たりにして、和睦には自ら打って出ることを決意する。
一方シラウキも稲姫の姿に心打たれ、少年期の惨劇の清算を和睦へと託すのであった。無頼の女傑、女真族、恐山の怪僧……二人は心強い協力者とともに和睦の中人となりうる出羽国・安東氏のもとへ向かう。
果たして二人は、「とこしえの和」を実現することができるのか。
いま最も注目を集めるヒストリーテラーが贈る、乾坤一擲の本格歴史エンターテイメント。
内容説明
時は戦国、北の大地。「とこしえの和」は成るのか―。謎多きアイヌの壮年・シラウキがクマの襲撃から助けた少女は、蛎崎氏の娘・稲姫だった。礼として居城に招かれるが、それが戦の思わぬ発端となってしまう。和睦の条件は「15日以内に仲介人となる安東氏を出羽国から連れ帰る」という困難なものだったが、それでも二人は「友との約束」を胸に、稲の許嫁、無頼の女傑、女真族、恐山の怪僧など心強い協力者とともに、難題に立ち向かう。
著者等紹介
武川佑[タケカワユウ]
1981年神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)卒。書店員、専門紙記者を経て、2016年、「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。甲斐武田氏を描いた書き下ろし長編『虎の牙』でデビュー。同作は第7回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞。2021年、『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』で、第10回日本歴史時代作家協会作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shio
まる子
信兵衛
yasuyuki suzuki
GOTI