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出版社内容情報
龍馬が薩長同盟を仲介し、新撰組が御用改め、薩摩が英国に喧嘩を売った時代、幕末。その激動の歴史のド真ん中にひっそりと隠れて、しっかりと「仕事」をした男がいた。彼は「愛国者」か「裏切り者」か。『ハコヅメ』の作者が「日本警察の父」を描く、超本格幕末史コメディ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
9
有村3兄弟の人生って切ないなぁ。今回のことで2人も息子を亡くしてしまった兄弟の母親がしんどそう。犬丸の息子の太郎は色々気がつく良い子に育ったなぁ。とりあえず大久保家で居場所が出来て良かった。2024/07/30
nonbiri nonta
7
いやぁ面白い! かつて桜田門外の変をこんなに活き活きと描いた物語があったか? 個人的には歴史上の事件のなかでも好きな事件ではないし襲撃者たちに感情移入も出来ないが、主人公やそのライバルを脇において初登場の名もない武士まで交えて襲うもの襲われるものの心情を描いた。 タイトルの回収もここでされておりアッパレです。 さあ主人公川路の活躍はこれからだ。いやその活躍はどんどん暗躍に変わっていくのか。2024/07/31
モルテン
6
ちょうどこのマンガを読む直前に、元白バイ女性警察官で退職後に小説家になった作家様の小説を読んでおり、お二方の経歴と作品内で描かれていることに共通点があると思った。組織のあり方だ。情が大切な場面もあるし、情が物事を大きく進めることもある。しかし、情の前に・情とともに、ときとして冷酷な組織の論理も必要である。「だんドーン」では川路がタカへ言う。女の作った組織だ、と。では、川路の作る組織はどのようなものか。それは現代の日本でも通用するものなのか。続きを待つ。2024/07/24
笠
5
4 新刊読了。桜田門外の変。やっぱりこの事件も、薩摩視点から見るのって新鮮だなぁ。心情面も含めてなかなか理解しきれない部分もあるけど、多分読めば読むほど味が出るスルメのような漫画だと思うので、いずれ解像度を上げて再読したい。井伊派にしろ薩摩・水戸側にしろ政争である以上、どちらかが無謬であるなんてことはあり得ないし、特に体制側である井伊は安政の大獄で拷問したり処刑したりと散々えげつない事をやっているのに、そこに後ろめたさを抱いていない、己を正義の執行者と信じているような心理なのが本気で怖いな。2024/07/28
毎日が日曜日
5
★★★+2024/07/28