出版社内容情報
第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞・特別表彰を受けた映画『マイスモールランド』を監督自身が小説化!
ここにいたい。願うことも罪ですか?日本で暮らすクルド人少女の願いと闘いの物語。
幼いころから日本で育ち、埼玉の高校に通うクルド人の少女サーリャは、バイト先で東京の高校生・聡太と出会う。県境を流れる荒川の岸辺で、少しずつ心を通わせていく二人。しかしある日突然、在留資格を失ったサーリャの家族は、就労を禁じられ、自由に移動することもできなくなる……。
現代社会の不条理を、居場所を求めて闘う一人の少女の視点で描き、ベルリン映画祭で高く評価された映画『マイスモールランド』(2022年5月6日公開・嵐莉菜、奥平大兼出演)を監督自ら小説化した注目作。
第72回ベルリン映画祭ジェネレーション部門正式招待
内容説明
日本育ちのクルド人・サーリャは、バイト先で出会った聡太と親しくなる。しかしある日、突然在留資格を失ったことで、サーリャとその家族は就労や移動を禁じられ、自由に会うこともできなくなる…。繊細にゆらぐサーリャの視線で難民申請者の苦境を描いた映画『マイスモールランド』を、監督自らが小説化。
著者等紹介
川和田恵真[カワワダエマ]
1991年生まれ。2014年に「分福」に所属し、是枝裕和監督の作品等で監督助手を務める。2018年の第23回釜山国際映画祭「ASIAN PROJECT MARKET(APM)」でアルテ国際賞(ARTE International Prize)を受賞。2022年、劇場長編映画デビュー作『マイスモールランド』が世界三大映画祭のひとつである第72回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門に正式招待され、アムネスティ国際映画賞特別表彰を授与される。同作品を原案として、小説『マイスモールランド』(本書)を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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あずき粥