星海社新書<br> 楠木正成・正行・正儀南北朝三代の戦い

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楠木正成・正行・正儀南北朝三代の戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065354735
  • NDC分類 210.45
  • Cコード C0221

出版社内容情報

時代によって評価が変わった楠木氏三代

鎌倉時代末期から南北朝時代の武将楠木正成とその長男の正行、三男の正儀。この三人の父子が本書の主役である。後醍醐天皇と南朝を支え続け、戦前の教育では理想の「忠臣」として賞賛された正成・正行だが、戦後になると正成は権力に抗う「悪党」へと評価を一変させた。いっぽうの正儀は「裏切り者」のイメージから戦前の教育で触れられることはなかったが、近年は南朝を代表する武将として再評価が進んでいる。時代によって評価が大きく変わった楠木氏三代の実像とはどのようなものか。気鋭の研究者が同時代史料や『太平記』を駆使しながら虚飾のない新たな楠木氏像を再構築していく。

*目次
はしがき 二十一世紀の楠木氏

第一部 楠木父子 三代の軌跡
第一章 楠木正成
一、楠木正成の登場
二、正成と後醍醐天皇
三、正成の挙兵
四、正成と建武の新政
五、建武政権の崩壊
六、湊川の戦い

第二章 楠木正行
一、正行の人物像
二、正行と南朝
三、正行の戦い
四、四条畷合戦

第三章 楠木正儀
一、正儀と南朝
二、正儀と観応の擾乱
三、正儀・南朝の反撃
四、室町幕府との激戦
五、正儀と北朝・室町幕府
六、正儀の幕府への帰順
七、正儀の最期

第二部 楠木氏とは何者だったのか? 領地・在地武士・戦争
第四章 楠木氏の支配領域
一、楠木氏の本拠地
二、楠木氏の所領
三、南朝国司・守護としての支配地

第五章 楠木氏と在地武士
一、正成と畿内武士
二、楠木武士団の実態
三、楠木正儀と楠木武士団の再編

第六章 楠木氏の戦争
一、正成の戦争
二、正行の戦争をめぐる虚実
三、正儀の戦争

第七章 楠木氏の子孫
一、正儀の子どもたち
二、室町時代の楠木氏

あとがき

主要参考文献

内容説明

鎌倉時代末期から南北朝時代の武将楠木正成とその長男の正行、三男の正儀。この三人の父子が本書の主役である。後醍醐天皇と南朝を支え続け、戦前の教育では理想の「忠臣」として賞賛された正成・正行だが、戦後になると正成は権力に抗う「悪党」へと評価を一変させた。いっぽうの正儀は「裏切り者」のイメージから戦前の教育で触れられることはなかったが、近年は南朝を代表する武将として再評価が進んでいる。時代によって評価が大きく変わった楠木氏三代の実像とはどのようなものか。気鋭の研究者が同時代史料や『太平記』を駆使しながら虚飾のない新たな楠木氏像を再構築していく。

目次

第1部 楠木父子―三代の軌跡(楠木正成;楠木正行;楠木正儀)
第2部 楠木氏とは何者だったのか?―領地・在地武士・戦争(楠木氏の支配領域;楠木氏と在地武士;楠木氏の戦争;楠木氏の子孫)

著者等紹介

生駒孝臣[イコマタカオミ]
1975年三重県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了、関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学、博士(歴史学)。現在、花園大学文学部日本史学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

15
子供の頃大好きだった楠公(なんこう)さん。本書では楠木父子三代の生涯の復元を図る。が、残された史料は少なくほぼ太平記一択の状態。それでも長命だった正儀(三男)は比較的残存率が高いので、彼から類推して父兄の実像に迫る。忠臣から悪党まで振り幅の大きな正成、南北朝時代を駆け抜けた正行・正儀兄弟。楠木一族の魅力は尽きない。2024/07/23

あんさん

9
書店で目について購入した本。ちょっと前の正行を主人公にした新聞連載小説も影響。本書は、おそらく本格的な歴史学の成果を、一般読者向けに噛み砕いたもの。南大阪(ただし泉州地域)で育ったけれど、南北朝時代の楠木正成くらいしか知らなかった。河内・和泉に支配を拡げていた楠木氏一族を通じて故郷の歴史を学ぶことができた。2024/07/14

眉毛ごもら

3
みんな大好き楠木一族の本である。一応太平記は読んだんだが足利兄弟メインで読んでたので正成正行はともかく正儀のことはあんまり覚えてなかった。反省。南朝に振り回された一族だった。政治感覚が悪いわけではないので明らかにヤバいことになってるのには気づいてる気配があるのに義理や人情に縛られて自滅してるところが切ないし時代の流れに乗るのに失敗したという感じが強い。ただ戦上手の三代であったので敵味方にも恐れられてるところはありそう。正儀が北朝で厚遇されてたら後南朝の制御もしやすかったろうに幕府も逃がしたのは残念ですな!2024/06/07

onepei

3
良質の史料がのこっているのは楠木正儀だったのは意外。2024/06/01

フゥドゥ

1
メインは楠木正儀。南北朝時代を語るには楠木正成だけでは難しい。南朝、北朝、また南朝。これほど時代を生き抜いた一族は何故に戦国末期には埋没してしまったのか。伊勢氏は後北条氏として関東に根を残したが、楠木氏は後裔と称する人々はいても、本流が途絶えてしまったのが残念でならない。 楠木正儀はもっと評価されたり物語で活躍しても良いと思う 南北朝合一の少し後から大河花の乱の手前くらいまでのお話がもっとあればいいのにね2024/06/23

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