講談社現代新書<br> ローマ帝国の誕生

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講談社現代新書
ローマ帝国の誕生

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065350225
  • NDC分類 232.8
  • Cコード C0222

出版社内容情報

小さな都市国家が地中海を支配するまでが一冊でわかる決定版!

古今東西稀に見る巨大な版図を広げた帝国。
地中海世界を「グローバリゼーション」が覆ったとき、人びとは未知の世界とどのように向き合ったのか?
ローマ化する属州で暮らしていた人びとの「選択」は?
貴族と平民の格差はなぜ拡大したのか?
元老院政治が動揺した理由……。
ハンニバルとの戦い、グラックス兄弟の改革、カエサルの死、アウグストゥスの出現など、ローマ建国から皇帝誕生まで、最新の知見に基づき、ローマと属州を生きた人びとの実像を描く。


内容説明

宿敵カルタゴとの戦い、ローマ化する属州、拡大する格差、元老院政治の動揺―未知の世界を人びとはいかに生きたのか?小さな都市国家が地中海を支配するまで。700年の歴史が一気にわかる決定版。

目次

第1章 都市国家ローマ
第2章 ローマ帝国の胎動
第3章 産声を上げるローマ帝国
第4章 「ローマ人の友」
第5章 二つの大戦争
第6章 ローマ帝国の誕生
第7章 ローマ帝国に生きる
第8章 「内乱の一世紀」
第9章 ローマ皇帝の出現

著者等紹介

宮嵜麻子[ミヤザキアサコ]
1962年生まれ。九州大学文学部卒業。九州大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。博士(文学)。淑徳大学国際コミュニケーション学部元教授。専門領域は古代ローマ史。特にローマ帝国の形成が引き起こした社会や政治におけるさまざまな矛盾に、人びとがどのように向き合ってきたのかという問題に取り組んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

136
古代ローマの共和政から帝政への移行については塩野七生さんの本でひと通り知っていたが、征服される属州側からの視点は欠けていた。征服地を植民地として地元民を弾圧し退役兵に農地を分配しながら、政治的には一方的な支配構造を変えようとしなかった。小さな都市国家に過ぎなかったローマが周辺を切り従えて領域を拡大しながら、政治制度の固守を望んだのが問題の根源と理解できる。同様の事態は近代の植民地でも見られ、南米やインドの支配体制を思い起こさせた。自らを変革できない国は大きくなれないとは、人類の歴史で繰り返されてきたのだ。2024/06/05

よっち

40
ローマ建国から皇帝誕生まで、最新の知見に基づきローマと属州を生きた人びとの実像を描き、小さな都市国家が地中海を支配するまでを分析する一冊。都市国家ローマがいかにして共和政となったのか、ローマのイタリア支配からの拡大、ポエニ戦争とイベリア半島の抗争と属州化、ローマ化する属州で暮らしていた人びとの選択、ルシタニア戦争とケルトイベリア戦争、マケドニア戦争とカルタゴの属州化、変容していく市民と社会構造、内乱の一世紀からローマ皇帝の出現まで、属州を得たことでローマ社会が変容してゆく構図がなかなか興味深かったですね。2024/03/21

33 kouch

31
世界史を遡れば封建制、独裁政権の嵐かと思いきや、この紀元前に共和制があったことが本当に驚く。そして市民を起点に国が栄えているのも凄い。しかしちっとも理想郷でなく、共和制政治は元老院という集団独裁集団を産んでしまう。彼らの自己保存本能は疑いを生み、血なまぐさい政治戦略、内戦を生じさせる。グラックス兄弟の悲劇がそれをよく表している。結局はカエサルの登場を待つ。ローマ帝国の五賢帝や東西分裂の、以前の世界。キリスト教という大きな別軸が発生する前だから、純粋に政治闘争が繰り広げられ現代にも学ぶものが多い。2024/10/19

kk

29
図書館本。共和制都市国家ローマが帝国へと変容していくありさまを、特にイベリア半島における属州支配の展開を追いながら丁寧に解説。自らとは異なる社会を包摂し、支配下に置くという、それまでのローマにとっては未曾有の経験を、努めて同時代的な視点から捉え直し、試行錯誤の中で帝国的支配の形が成熟していく様子に着目。それなりに堅い内容ながら、親切な語り口と達意の文章により、とても読みやすくなっている印象。学部生だった頃の自分に読ませたかった一冊。2024/05/22

TS10

25
都市国家ローマが周囲の世界を属州として支配し、帝国を形成するに至るまでの過程とその影響を概観する。ローマ皇帝がローマ帝国の産物と言われる理由には納得させられた。イタリア半島の都市国家を植民市や自治市、同盟市として分割統治によって支配してきたローマは、第二次ポエニ戦争以後のイベリア半島の諸部族との関係においても、「ローマ人の友」という表面上対等な関係から支配者としての立場に徐々に移行していったのである。つくづくローマ人は格差と平等の原理を実に上手く使いこなした人々だとの印象が残った。2025/03/27

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