ブルーバックス<br> あっぱれ!日本の新発明―世界を変えるイノベーション

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ブルーバックス
あっぱれ!日本の新発明―世界を変えるイノベーション

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065346938
  • NDC分類 507.1
  • Cコード C0240

出版社内容情報

日本の「ものづくり」は死んでいない! 「冷やすメカニズム」を根底から覆す冷蔵庫、意外な魚のおかげで完成した高温でも触れるレンガなど、企業秘密レベルの熱いイノベーションと、それをなしとげたクールな研究者たちの素顔に、われらがブルーバックス探検隊が迫る!

内容説明

世界的な産業シェアを奪われ、経済の低迷に、人材不足。かつて「ものづくり大国」として、隆盛を誇った日本の凋落はもはや免れないのか―。そんな逆風に負けず、創意工夫と緻密な技巧で、日々、発明に奮闘する研究者たちの姿があった。わが国最大級の研究機関・産業技術総合研究所が誇る、世界の“標準”をくつがえす、驚きの最新研究を紹介!

目次

第1章 冷やすメカニズムを根底から変える!「磁気冷凍」という革命
第2章 その力仕事、おまかせあれ!「ガテン系ロボット」いざ出動!
第3章 300℃でもさわれる!レンガを進化させた「意外すぎるもの」
第4章 エネルギー問題が変わる!日本の「地中熱」のすごい可能性
第5章 世界初「どう剥がれるか」を撮影!接着剤の謎が見えてきた
第6章 その誤差、3億年に1秒!「光格子時計」は時間を再定義する
第7章 まるで小さなブラックホール!「暗黒シート」はなぜそんなに黒い?
第8章 クルマが「感情」を読む!「自動運転」の驚くべき未来図
第9章 音楽の楽しみかたが変わる!「サビ」も探せる「音楽地図」
第10章 「臭い」を除去して資源に!「プルシアンブルー」のすごい力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

67
面白かった。さすが図書館で予約待ちの本。産業技術総合研究所マガジン「さがせ、おもしろ研究!ブルーバックス探検隊が行く」に掲載された記事の中から、ものづくりに関係する記事をピックアップし加筆修正した一冊。あらゆる領域をカバーする産総研の研究開発の中から、世界を変えるイノベーションに挑む研究者の営みを紹介。どれも面白かった中、300℃でもさわれるレンガ、エネルギー問題を一変させる日本の「地中熱」、世界初「どう剥がれるか」を撮影した接着剤の謎、本物の暗黒を再現した「暗黒シート」が印象的でした。2024/02/28

てつJapan

15
【良かった】●産総研が取り組む次世代の技術集。自分のツボにはまった技術があれば、とたんに面白くなる本。 ● 接着の原理についての章が一番印象に残りました。接着剤でものを接着できる理由が実はわかっていないらしい。 ● 音楽のさびをとらえることと、その先に広がる可能性。 ● プルシアンブルーと、いま脱酸素で熱いアンモニアとの関係。2024/03/13

ぐんまくん。

5
日本の最新のものづくりの現場を紹介してくれる。新しい技術をわかりやすく説明してくれるが、やはり難しい。 ただ、紹介されている10の技術はとても身近なものばかりであり、何より、私達の世界を良くしてけれるものばかりで、読んでいて楽しいし、温暖化などの問題もなんとかできるという希望が持てる。2024/04/14

Sumiyuki

5
磁気冷凍。不凍タンパク質を利用した9割が空気のレンガ。地中熱。自動運転でも主体性を感じられる研究。MOFの一種プルシアンブルー。2024/03/08

みさと

4
産業技術総合研究所で取り組まれている新技術開発から10個のユニークな研究を取り上げる。表紙のロボットはヒト型のお仕事ロボット。何故ヒト型にこだわるかというと人間用の道具をそのまま使うため。そうすることで用途別にロボットを作るのではなく汎用性の高いものとなる。技術者の夢の原点にあるのはマジンガーZ。そして、北斎画に込められているのは、アンモニアを吸着するプルシアンブルー。臭気を除去するとともに窒素分を取り出して資源化する。他にも、誤差3億年に1秒という光格子時計、磁気冷凍など次世代の技術に目を見張らされる。2024/04/04

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