星海社新書<br> 映像表現革命時代の映画論

個数:

星海社新書
映像表現革命時代の映画論

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年09月04日 09時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065345351
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0276

出版社内容情報

私たちが観ているのは実写か、アニメーションか?

みなさんが好きな映画は実写作品ですか、それともアニメーション作品ですか? これまで私たちは、映像作品を「実写」と「アニメーション」に区別してきました。しかし近年、実写には実物かCGか区別不可能な、アニメーションには実物かと見紛うほどリアルな映像が増え、その境界は曖昧になっています。本書では、進化を続ける映画カルチャーを長年追う著者が、実写とアニメーションの二分法を疑い、そこに隠蔽されてきた「実写映画中心主義史観」を乗り越えるべく、話題作の映画が提示する可能性を大胆かつ緻密に検証します。この映画論とともに、新たなる映像の世紀へと踏み出しましょう!

「列車映画」としての『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
アニメは震災という現実を記録できるか?ーー『すずめの戸締まり』
『るろうに剣心』は時代劇なのか?
AIで復活したヴァル・キルマー ーー『トップガン マーヴェリック』……

「実写」と「アニメ」の境界に隠されていた
映画の可能性を繊細かつ大胆に解き明かす、映画レビュー!

*本書の構成
第一章 現代アニメに息づく映画史
第二章 実写とアニメーションの間隙
第三章 フレームレートとテクスチャー
第四章 実写とアニメーションの弁証法
第五章 AI時代の演技論

*本書解説作品
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』/『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』/『Away』/『すずめの戸締まり』/『るろうに剣心』/『シン・エヴァンゲリオン劇場版』/『シン・ゴジラ』/『マトリックス』/『PUI PUI モルカー』/『攻殻機動隊 SAC_2045』/『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』/『マスク』/『ソニック・ザ・ムービー』/『トップガン マーヴェリック』など

内容説明

みなさんが好きな映画は実写作品ですか、それともアニメーション作品ですか?これまで私たちは、映像作品を「実写」と「アニメーション」に区別してきました。しかし近年、実写には実物かCGか区別不可能な、アニメーションには実物かと見紛うほどリアルな映像が増え、その境界は曖昧になっています。本書では、進化を続ける映画カルチャーを長年追う著者が、実写とアニメーションの二分法を疑い、そこに隠蔽されてきた「実写映画中心主義史観」を乗り越えるべく、話題作の映画が提示する可能性を大胆かつ緻密に検証します。この映画論とともに、新たなる映像の世紀へと踏み出しましょう!

目次

第1章 現代アニメに息づく映画史(「列車映画」としての『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』;アニメのメロドラマ的想像力『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』;アニメーションに即興は可能か『Away』;アニメは震災という現実を記録できるか?『すずめの戸締まり』)
第2章 実写とアニメーションの間隙(『るろうに剣心』の実写ならではの魅力;第3の空間『シン・エヴァンゲリオン劇場版〓』;バレットタイムと複層する時間『マトリックス』)
第3章 フレームレートとテクスチャー(『PUI PUI モルカー』で考えるピクシレーションとフレームレート;モーションキャプチャとテクスチャー『攻殻機動隊SAC_2045』;48と24『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター)
第4章 実写とアニメーションの弁証法(「アカデミー賞」をめぐる、実写とアニメーションの弁証法;トーキーという分断点、デジタルという結節点)
第5章 AI時代の演技論(ジム・キャリーのアニメーション的身体;AIで復活したヴァル・キルマー『トップガンマーヴェリック』;生成AI時代の芝居と心をめぐる考察)

著者等紹介

杉本穂高[スギモトホタカ]
映画ブロガー・ライター。1981年、神奈川生まれ。次世代の映像メディアと映像ビジネスについて考察するブログ「Film Goes with Net」の管理人であり、神奈川県厚木市のミニシアター「アミューあつぎ映画.comシネマ(現・あつぎのえいがかんkiki)」の元支配人。日本映画学校(現・日本映画大学)を卒業し、アメリカで日本映画の配給業務に携わったのち帰国。映画ライターとして、「映画.com」「リアルサウンド」「ハフポスト」「アニメ!アニメ!」「FILMAGA」などに寄稿している。「リアルサウンド 映画部」での連載記事を再構成した本書が、初の単著となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

satoshi

1
映像論としてとても面白かった。アニメと実写を軸に、映像表現の技術的な進歩を取り上げ、この両者に概念的なほとんど違いが無くなってきていることを指摘。改めて「全ての映画はアニメになる」と言った押井守は慧眼だったなと。2025/01/29

茶幸才斎

1
果たして実写とアニメーションの違いは奈辺にあるのか。筆者は、昨今のアニメ映画作品に見られる実写の技法や表現を指摘する一方、実写映画にアニメーションの演出を取り入れた事例を紹介し、映画制作においてVFXと3DCGが当たり前になった今日、コマ撮りで動きを生み出すという本質に立ち戻れば、実写とアニメの区分けはもはや無意味なのではないか、と主張する。我々の心中に両者のイデアは別個に存在する気はするが、実写であれアニメであれ、面白い映画を観た後は、等しくあの名文句が心を満たす。いやぁ、映画って本当にいいもんですね。2024/08/06

Kb54081271Kb

1
日進月歩で進化していく映像技術が、いかなるコンセプトで映画に取り入れてられているかを、平易に解説してくれる本。鬼滅の刃、ヴァイオレット・エヴァガーデン、マトリックス、アバター、シンゴジラなどの大ヒット映画たちを、新鮮な視点で分析してくれます。 2024/05/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21707640
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品