ブルーバックス<br> 疲労とはなにか―すべてはウイルスが知っていた

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ブルーバックス
疲労とはなにか―すべてはウイルスが知っていた

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065343852
  • NDC分類 493.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報

疲労することが恥とされてきた欧米では、疲労の研究はタブーとされ、結果として、日本が世界の疲労研究をリードしてきた。しかしいま、うつ病や新型コロナ後遺症によって、疲労は世界共通の大問題となってきた! どうすれば科学的なアプローチができるのかもわからなかった疲労研究において、疲労の度合いを正確に測定する方法などを開発して世界のトップランナーとなっている著者が、そもそも疲労とはなにか、ヒトはなぜ疲労するのか、疲労を起こすメカニズムはどのようなものかを説く、かつてなかった疲労を科学する本!

内容説明

欧米では疲れていても働くことは愚かな行為とされる。疲労した相手を讃えあう「特異な国」だからこそ、日本の疲労研究はいま、世界で最も進んでいる。「疲労」を科学的に解析してわかってきたのは、そこにはウイルスが大きく関わっているということだった。うつ病の原因となる「SITH‐1」の発見者が明かす、世界が驚いた疲労のメカニズム!

目次

序章 疲労を科学するには
第1章 生理的疲労とはなにか
第2章 慢性疲労症候群―病的疲労の代表格
第3章 うつ病―究極の病的疲労
第4章 新型コロナ後遺症―見えてきた病的疲労の正体
第5章 ついにすべてがつながった
第6章 人類にとって疲労とはなにか

著者等紹介

近藤一博[コンドウカズヒロ]
東京慈恵会医科大学ウイルス学講座教授。1958年、三重県津市生まれ。1985年、大阪大学医学部卒業。1991年、大阪大学微生物病研究所助手。1993~1995年、スタンフォード大学留学。1996年、大阪大学大学院医学系研究科・微生物学講座助教授。2003年より現職。2021年より東京慈恵会医科大学疲労医科学研究センターセンター長を兼任。ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)の潜伏感染・再活性化機構を解明したほか、生理的疲労のメカニズムの解明、うつ病の原因遺伝子SITH-1の発見、新型コロナ後遺症の原因の究明など多くの業績をあげる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

62
疲労のメカニズムを知るべく手に取ったが、医学的な説明が多く少々難解かつ退屈に感じる記述も多かった。疲労はいわゆる疲労感(感覚的なもの)と疲労(eIF2αのリン酸化による細胞の障害=体の反応)に分けられるとして、本書では主に後者のメカニズムを掘り下げていく。一般的に我々が目にする薬品や食品は「疲労感」に効くもので「疲労」へのアプローチは容易でない由。興味深かったのは、新型コロナ後遺症は脳の炎症が原因であるため、症状がよく似ている慢性疲労症候群の解決突破行になる可能性があるという点。 加えて(コメントに続く)2024/12/06

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

33
「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」というタイトルとブルーバックスが好きだったので手に取った。「疲労」と「疲労感」の違いから、生理的な疲労vs病的な疲労、病名から誤解されやすそうな慢性疲労症候群から、疲労が一番の主訴になるうつ病、そして新型コロナ後遺症まで話が広がって多くの人の興味を引く内容。一方、うつ病の原因となる遺伝子を発見した先生の話だけあってなかなか高度。この本の結論として、「疲労とは脳の炎症」で、うつ病もしかり心因性ではないということを理解するだけでも価値のある読書だった。2024/03/03

ばんだねいっぺい

33
家庭・学校・会社に疲労をモニタリングできる機器が開発されたらすぐ置きたい。疲労と疲労感の違い。「そんなに辛かったらやめればいいじゃん」と思うが本人は脳内炎症で正常な判断力を喪失している。sith-1から、人類の物語が出てくるとは、不安の強さがその解消を目的に攻撃へと転ずる。犯罪学の発展へもこの遺伝子は寄与しそうだ。2023/12/23

ゲオルギオ・ハーン

32
「疲労」と「疲労感」が違うことが分かっただけでも本書を読んでよかったと思った。というのは、仕事が本当に好きで鉄人のように四六時中高い質を維持して仕事をする人がある日突然倒れるなどするのはなせだろうかという個人的な疑問に対する回答をもらえたようだった。「疲労」はストレス応答による細胞停止や細胞死。「疲労感」はストレス応答によって生じた炎症性サイトカインによるもの、しかも強すぎるストレスは炎症性サイトカインを抑制するのでとてつもない負荷がかかると疲労感が消えて、身体がボロボロになっていくということになる。2025/01/11

三井剛一

26
疲労感は、炎症によって生じている。病的な疲労は、脳のアセチルコリン産生低下による抗炎症機構が破綻している状態。うつ・コロナ後遺症によるそれぞれの疲労のメカニズムがつながるところが、おもしろい。通常の抗炎症薬では効果がないのが難しいところ。現代でも疲労を唾液で測定できるよくになってきており、今後は、様々な危険を回避するための重要なヒントになりそう。 2025/03/06

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