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出版社内容情報
疲労することが恥とされてきた欧米では、疲労の研究はタブーとされ、結果として、日本が世界の疲労研究をリードしてきた。しかしいま、うつ病や新型コロナ後遺症によって、疲労は世界共通の大問題となってきた! どうすれば科学的なアプローチができるのかもわからなかった疲労研究において、疲労の度合いを正確に測定する方法などを開発して世界のトップランナーとなっている著者が、そもそも疲労とはなにか、ヒトはなぜ疲労するのか、疲労を起こすメカニズムはどのようなものかを説く、かつてなかった疲労を科学する本!
内容説明
欧米では疲れていても働くことは愚かな行為とされる。疲労した相手を讃えあう「特異な国」だからこそ、日本の疲労研究はいま、世界で最も進んでいる。「疲労」を科学的に解析してわかってきたのは、そこにはウイルスが大きく関わっているということだった。うつ病の原因となる「SITH‐1」の発見者が明かす、世界が驚いた疲労のメカニズム!
目次
序章 疲労を科学するには
第1章 生理的疲労とはなにか
第2章 慢性疲労症候群―病的疲労の代表格
第3章 うつ病―究極の病的疲労
第4章 新型コロナ後遺症―見えてきた病的疲労の正体
第5章 ついにすべてがつながった
第6章 人類にとって疲労とはなにか
著者等紹介
近藤一博[コンドウカズヒロ]
東京慈恵会医科大学ウイルス学講座教授。1958年、三重県津市生まれ。1985年、大阪大学医学部卒業。1991年、大阪大学微生物病研究所助手。1993~1995年、スタンフォード大学留学。1996年、大阪大学大学院医学系研究科・微生物学講座助教授。2003年より現職。2021年より東京慈恵会医科大学疲労医科学研究センターセンター長を兼任。ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)の潜伏感染・再活性化機構を解明したほか、生理的疲労のメカニズムの解明、うつ病の原因遺伝子SITH-1の発見、新型コロナ後遺症の原因の究明など多くの業績をあげる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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よしたけ
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ゲオルギオ・ハーン
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
りー