出版社内容情報
『点滅するものの革命』で第65回群像新人文学賞を受賞した新鋭が描く、注目の受賞第一作。
大学のお笑いサークルに所属するわたしたちは、夏の10日間、東北地方をめぐる公演合宿ツアーに出発した。
各紙文芸時評で絶賛!夢と現の狭間で移りゆく思考と感情の泡立ち、分岐する記憶をとらえる奇跡の文体。
毎年、大学の夏休みに行われるお笑いサークルの合宿では、行き先ごとに分かれ、老人ホームや病院でコントや大喜利を披露する。東北班のメンバーは、3年の朝倉とミミ、2年で班長の三井、1年のユカリと杉崎。レンタカーで出発したわたしたちは初日の目的地・福島へ向かうが、旅の予定は早々に乱れて……。
・ユカリ 「先輩たちと比べて、ふだんのあたしがしているやりとりときたら、どれだけ鈍臭いことだろう?」
・三井 「慣れてしまえばイジられキャラも悪くない。イジられることにも技術がいるのだ。」
・ミミ 「楽しい楽しい。ずっとこんなことして生きていきたい。」
・杉崎 「どうせ明日には忘れてしまうことだ。二度と会わない人を思いだすほど無意味なことはない。」
・朝倉 「どうしても思いだせない。どこへ行ってなにを見たのか。おれはとりかえしのつかないことをしてしまったんじゃないのか。」
内容説明
夏休みの10日間、お笑いサークルの公演合宿に参加した大学3年の朝倉とミミ、2年で班長の三井、1年のユカリと杉崎。レンタカーに乗り込んだ5人は初日の目的地・福島へ向かうが…。各紙誌文芸時評で絶賛!群像新人文学賞受賞第一作。
著者等紹介
平沢逸[ヒラサワイツ]
1994年、東京都生まれ。早稲田大学基幹理工学部数学科卒業。2022年、「点滅するものの革命」で第65回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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夢追人009
トト
chuji
遠い日
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