その音は泡の音

個数:
電子版価格
¥1,771
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

その音は泡の音

  • 平沢 逸【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2024/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 34pt
  • ウェブストアに16冊在庫がございます。(2024年05月03日 23時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065342718
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『点滅するものの革命』で第65回群像新人文学賞を受賞した新鋭が描く、注目の受賞第一作。
大学のお笑いサークルに所属するわたしたちは、夏の10日間、東北地方をめぐる公演合宿ツアーに出発した。
各紙文芸時評で絶賛!夢と現の狭間で移りゆく思考と感情の泡立ち、分岐する記憶をとらえる奇跡の文体。

毎年、大学の夏休みに行われるお笑いサークルの合宿では、行き先ごとに分かれ、老人ホームや病院でコントや大喜利を披露する。東北班のメンバーは、3年の朝倉とミミ、2年で班長の三井、1年のユカリと杉崎。レンタカーで出発したわたしたちは初日の目的地・福島へ向かうが、旅の予定は早々に乱れて……。

・ユカリ 「先輩たちと比べて、ふだんのあたしがしているやりとりときたら、どれだけ鈍臭いことだろう?」
・三井 「慣れてしまえばイジられキャラも悪くない。イジられることにも技術がいるのだ。」
・ミミ 「楽しい楽しい。ずっとこんなことして生きていきたい。」
・杉崎 「どうせ明日には忘れてしまうことだ。二度と会わない人を思いだすほど無意味なことはない。」
・朝倉 「どうしても思いだせない。どこへ行ってなにを見たのか。おれはとりかえしのつかないことをしてしまったんじゃないのか。」

内容説明

夏休みの10日間、お笑いサークルの公演合宿に参加した大学3年の朝倉とミミ、2年で班長の三井、1年のユカリと杉崎。レンタカーに乗り込んだ5人は初日の目的地・福島へ向かうが…。各紙誌文芸時評で絶賛!群像新人文学賞受賞第一作。

著者等紹介

平沢逸[ヒラサワイツ]
1994年、東京都生まれ。早稲田大学基幹理工学部数学科卒業。2022年、「点滅するものの革命」で第65回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

199
大学のお笑いサークルで東北地方に車で出かけて10日間を過ごす男女の若者達。老人ホームでの漫才ショーや仲間内での悪ふざけが続いて殆ど冗談ばかりの時間が流れていくが、その裏側では各人の内面にそれぞれの真面目な思惑も潜んでいる。やがて次第に不思議なエピソードが挿入されて夢か現実か判然としない雰囲気が漂ってくる。やや難解で不可解な解釈に苦しむ作品世界ではありますが、はっきりと答えを出さずに笑いの世界に身を委ねながら時折出てくる異質の奇妙でアブノーマルな世界を楽しむ読み方が良いでしょうね。 #NetGalleyJP2024/04/05

トト

4
夏休みに、いくつかの班に別れて、レンタカーで移動しつつ公演をしながら10日間旅をする、恒例のイベントがある大学のお笑いサークル。3年生2人2年生の班長、新入生の2人の5人が東京から東北に向かうロードムービー。間髪なく描かれる登場人物たちの心の機微の展開が面白い。 現実と妄想が混ざったような世界観は、それこそ映像で見たい気もします。結末もどことなく映画的でした。2024/04/08

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2024年2月初版。初出「群像」2023年9月号。大学お笑いサークルの十日間合宿譚。2024/04/08

遠い日

2
大学のお笑いサークルの10日間の夏合宿。青春群像劇として描かれるそれはバカやってなんぼの冒頭から、各人の語り、内面への沈潜、一瞬一瞬の記憶の変遷の不確定性まで、まるでカメラが水上から水面、水中へと潜るように当初の印象とはかけ離れて、抽象的な思惟にまで高まっていく。切り替わる視点、それぞれの存在が徐々に混ざり合っていくかのような不気味な「わたし」の登場にくらくら。サークル内の人間関係の、実は複雑な探り合い。他人向けの貌を意識するとき、人はすでに仮面を被っている。夏の日の強烈な光と陰に象られた記憶が残る。2024/02/29

しおり

1
演芸旅行でみる景色の表紙 このころの感じは私が一年生のときで絶えてしまったけれど、その意味について考える道標になっています2024/03/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21820024
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。