出版社内容情報
新宿歌舞伎町のドラッグストアのごみ置き場で切断された右手が見つかった。如月塔子と門脇仁志は捜査に乗り出す。手はホストクラブのナンバー2のものだった。客とのトラブルかとの推測はしかし、超高層ビルのレストラン街でホストとは別人の切断された左手が見つかったことで覆される。同一犯による事件なのか? なんのために? 欲望渦巻く街で、少ない手がかりから犯人を、真相を突き止めることはできるのかーー。
内容説明
新宿歌舞伎町のドラッグストアのごみ置き場で、切断された右手が見つかった。如月塔子と門脇仁志は捜査に乗り出す。手はホストクラブのナンバー2のものだった。客とのトラブルかとの推測はしかし、超高層ビルのレストラン街でホストとは別人の切断された左手が見つかったことで覆される。同一犯による事件なのか?なんのために?欲望渦巻く街で、少ない手がかりから犯人を、真相を突き止めることはできるのか―。
著者等紹介
麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』(創元推理文庫)で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。大学の解剖学教室を舞台にした医学ミステリーで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
91
シリーズ15作目になります。鷹野が公安に異動した警視庁公安分析班シリーズが始まっているので発売順は前後するが、時系列にはその前か(14作目もそうだったな)。塔子は門脇とペアを組む。舞台は新宿歌舞伎町。今回も背後にGM(ゲームマスター)を名乗る者の存在が。直接塔子に連絡があったので直接対決も近いのか。 2024/04/05
rosetta
29
★★★✮☆シリーズ最新刊。やっぱり安心して読める面白さ。この巻でも塔子は門脇とコンビ。舞台は歌舞伎町。随分治安が良くなったとは聞くけど新宿区民にとってすら未だに、特に夜には怖いイメージが抜けない街。ゴミ置き場で見つかった右手。遊軍の塔子達の働きで歌舞伎町の若いホストのものだと判明するが、更に西新宿の高層ビルで今度は中年の左手が。鴉と名乗る犯人の視点を交えながら、相変わらず危機に見舞われたり上手い具合に捜査が進んだり。犯人も動機も、その鬱屈を含めて極めて説得力を感じた。次回作もぜひ早く!2024/02/08
達ちゃん
21
如月シリーズ、安定の面白さ。今回の犯人は全く予想できませんでした。GMとの直接対決間近か?2024/02/24
み
19
このシリーズ好きなのに、記憶が…、鷹野さんこの班から抜けたんじゃなかったか?そろそろGMとのお話しは、対決に進んで欲しい。今作の実行犯は、全く頭に浮かびませんでした、ちとアンフェアな感じ。2024/02/03
夢子
15
今回も如月、鷹野の活躍で無事に事件は解決。実際こんな事件が起きたら大変なことになりますよねー前回も出てきたゲームマスマーを名乗るネット上の人物がとても気になります。2023/12/26