出版社内容情報
ミステリー界「無冠の帝王」が放つサイコサスペンス
闇を葬るために、闇になれ。我が身を顧みず人を守る男がここにいる。
カニバリズム、白骨化死体、議員自殺、カルト宗教団体・・・止まらぬ最悪事件の連鎖。自らを悪魔に貶める男と悪魔に縛られる者たち、最後の闘い。腐敗隠蔽止まぬ大組織と、孤立無縁の「特殊犯罪捜査室」。この「悪魔」は事件に引き寄せられるのか、自ら事件を呼ぶのか?
誰かの苦しみを共に苦しむことは、人間が人間であるからこそ生み出されてしまう悲劇であると同時に、希望にもなり得る。
これまでとこれから繋ぐシリーズ最大の転換点の作品。悲劇と希望と戦いはどのような決着を見せるのか?ーライター吉田大助
内容説明
この「悪魔」は事件に引き寄せられるのか、自ら事件を呼ぶのか?カニバリズム、白骨死体、議員自殺、カルト宗教団体…止まらぬ最悪事件の連鎖。自らを悪魔に貶める男と悪魔に縛られる者たち、最後の闘いを見よ。ミステリー界「無冠の帝王」が放つサイコサスペンス。闇を葬るために、闇になれ。腐敗隠蔽に塗れた大組織と、孤立無援の「特殊犯罪捜査室」。そこに我が身を顧みず人を守る男がいる。
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒業。2003年『赤い隻眼』を自費出版する。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で2004年にプロ作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
125
タイトルにそそられて読み始めてからシリーズ物、しかも第3作と知る。でもそんなのどこかにふっ飛んじゃうくらいの面白さ。確かに所々「?」とはなるけれどここに至るまでに何が起きていたのか、何となくわかるし、逆にわからない処も「知りたい!」とそそられる。描かれる事件はかなり凄惨でおぞましい限りだけど、それへの嫌悪感を上回る展開と登場人物の人間模様に頁を捲る手が止まらなくなった。欠けているピースを埋める為に第1作から読む。そして続きも楽しみに待つ。2024/06/22
モルク
110
シリーズ第3弾。元警察官であり、人や物に触れるとその人の記憶が伝わり、法で裁けない悪事を働いた者を殺した悪魔阿久津。前作で死んだと思われていたが…。新たな事件が発生。警察を辞め大学講師となった天海も凶行のターゲットと知り阿久津は大学の清掃員の姿で復活する。悪の本星とみられていた人物が次々と殺されていく。なかなか黒幕にたどり着かない。一作目から続く凄惨な殺害シーン。それでも目をそらせないくらいのスピード感。まだ黒幕はわからない。そして消えた阿久津はどこに。シリーズはまだ続く。次作も気になる。2024/08/08
mint☆
89
悪魔シリーズ第三弾が出ていると知り図書館で借りてきた。いやー残酷ですね。一章二章はグロい描写にやられ、三章は精神的な残酷さにやられる。コンシェルジュは意外な人物だしさらに黒幕がいるとは。いったい黒幕は誰なんでしょう。グロさはあるけどスピード感のある展開、人間関係、殺人を犯さなければならない苦悩など、気になり過ぎてあっという間に読了。続編を楽しみにしてます。2024/12/03
itica
76
シリーズ3。予想以上の凄惨さだ。想像したくもない。しかも殺人犯は操られていただけ?いったい真の悪魔は誰なのだろうとそればかりが気に掛かる。しかし腐敗した巨大権力はまだ姿を現してはいない。引っ張るよねー。続きはこちらの記憶のあるうちにお願いしたい。 2024/06/20
みゆ
74
シリーズ3作一気読み。さすがにお腹いっぱいです"(-""-)" 猛暑と豪雨続きで外出したくなくてシリーズまとめ借りしたのですが失敗でした。サイコ物はたまに読むから面白いんですよね。しばらく英気を養いたいと思います(^^ゞ2024/09/02
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