歩山録

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歩山録

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065336502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうなっているんだ、ここは――?

完璧な登山のはずが――男に襲い掛かるイレギュラーの数々!
奇想天外&予測不能!
狂信者を量産したドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の生みの親が描く、スーパーサイケデリックマウンテンノベル!


奥多摩から埼玉、長野の県境を歩いて山梨の北杜市へ。
製薬会社勤務6年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、完璧な計画通りに遂行されるはず、だった――。
「あなたは少年を探しにここまで来たのでしょう?」
山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。
理屈が通らない混沌の先、山田を待ち受けていた運命は――?

内容説明

奥多摩から埼玉、長野の県境を歩いて山梨の北杜市へ。製薬会社勤務六年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、完璧な計画通りに遂行されるはず、だった―。山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。理屈が通らない混沌の先、山田を待ち受けていた運命は―?

著者等紹介

上出遼平[カミデリョウヘイ]
1989年東京都生まれ。テレビディレクター、プロデューサー、作家。2011年にテレビ東京に入社。ドキュメンタリー番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』シリーズの企画、演出から撮影、編集と、制作の全工程を手掛ける。2019年に同番組7月15日放送分が第五十七回ギャラクシー賞優秀賞を受賞。2022年6月にテレビ東京を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

212
現実と幻想が入り混じる戦慄の幻想ホラー登山小説の異色作です。上級登山者の会社員・山田が休暇を取り準備万端整えて挑んだ山歩きだったのだが、途中から雲行きが怪しくなり、熊の痕跡に怯え、虫の大量発生、眼が無く真っ黒の異常な少年との遭遇、謎の博士との邂逅と一難去ってまた一難の幸と不幸が連続して襲い掛かり心が折れていく山田の喜怒哀楽の山歩き物語が最後に行きつく果ては?本書は登山をこれから始めようかと思っている方を後押しする様な小説ではなく相当に勇気が必要な厳しい内容ですが、でも登山の独特な魅力も感じられるでしょう。2023/11/29

たけちゃん

18
⛰️🏔️⛰️ 完璧な登山計画を立てたはずだったのに、幻想、妄想、懐想の森をさ迷うはめになる。そしてたどり着く先には…(´⊙艸⊙`;)  山を愛する者の一人として、時々意識を失いそうになりながらもナントカ付いて行きました。それにしても、GPS機能付き山地図は絶対持っていくでしょう‼️なぜ持たん?って言いたい。2024/01/26

きょん

10
登山はほとんど未経験だが、とことん理詰めで計画を立てた山行に挑む山田。ところが、道を間違え、なぜか親友の遺体に出会い、不思議な少年の面倒を見ながら崖から落ち、最後は無事に山小屋へたどり着いたと思ったが、、、不思議で怖い山岳行。途中で理屈ではなく五感を研ぎ澄ませたり、少年と身を寄せ会いその温かさに涙し声をあげて泣く山田。理屈でなく、今、生きていること、生きて温もりを交換するその温かさ、それを実感できた山田に、きっと後悔はなかったと思いたい。不思議な読後感。面白かった。2023/12/09

DEE

7
奥多摩の山奥を一週間かけて縦走を計画した主人公の山田。その道中は奇妙なことの連続であり、自分の記憶や存在と向き合うことになる。正直捉えどころのない展開であるが、その流れに身を任せて読んだ方が楽しめると思う。ちょっと変わった本を読んだなという読後感。2023/12/30

jolly

4
ハイカーの諸兄は読みましょう。と思ったけど、もやっとするだけなので読まなくても問題ありません。2024/02/03

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