出版社内容情報
どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。
夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説!
「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。
三本阪奈による漫画化原作、「舟」を併録。(アンソロジー『いろんな私が本当の私』原作・長嶋有、双葉社より11月22日刊行予定)
内容説明
「しゅっ」「ぱーつ!」5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。Rグランハイツ―郊外にある巨大なマンション群。ずらりと並んだドアを一つ選んであけるとそこには、「どこにでもある日常」の、「かけがえのない今日」が詰まっていた。楽しいことばかりじゃない。けれどいつか、泣きたくなるほど大切だったことに気づく「今日」がここにある。
著者等紹介
長嶋有[ナガシマユウ]
1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞、’02年「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、’07年の『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞し、’08年には『ジャージの二人』が映画化された。’16年『三の隣は五号室』で第52回谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
ままこ
なゆ
ゆみねこ
シャコタンブルー