硫黄島上陸―友軍ハ地下ニ在リ

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硫黄島上陸―友軍ハ地下ニ在リ

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065325223
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

出版社内容情報

なぜ日本兵1万人が消えたままなのか?
滑走路下にいるのか、それとも……
民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸し、
日米の機密文書も徹底調査。
新聞記者が執念でたどりついた「真実」。

「僕は、硫黄島発の電報を受けた側にいた父島の兵士の孫だった。
『祖父の戦友とも言える戦没者の遺骨を本土に帰したい』
13年前に一念発起し、政府派遣の遺骨収集団への参加を模索し続け、ようやく参加が認められたのだった。
僕の心には、あの電報があった。
『友軍ハ地下ニ在リ』
硫黄島の兵士たちは今も地下にいて、本土からの迎えを待っているのだ。
電報を信じ、地を這うように玉砕の島の土を掘りまくった。
結果、僕はこれまでにどの記者も挑まなかった謎の解明に、執念を燃やすことになった。
その謎とは――。
戦没者2万人のうち、今なお1万人が見つからないミステリーだ」――「プロローグ」より

【本書の内容】
プロローグ 「硫黄島 連絡絶ゆ」
第1章 ルポ初上陸――取材撮影不可の遺骨捜索を見た
第2章 父島兵士の孫が硫黄島に渡るまで
第3章 滑走路下遺骨残存説――地下16メートルの真実
第4章 情報公開で暴いた硫黄島戦後史
第5章 硫黄島「核密約」と消えた兵士たち
第6章 戦没者遺児との別れ、そして再上陸へ
第7章 硫黄島の元陸軍伍長「令和の証言」
第8章 硫黄島ノ皆サン サヨウナラ
エピローグ 「陛下、お尋ね申し上げます」

内容説明

日本兵1万人がいまだ行方不明の謎―。滑走路下にいるのか、それとも…4度上陸し、日米の機密文書も徹底調査。新聞記者が執念でたどりついた「真実」

目次

プロローグ 「硫黄島連絡絶ゆ」
第1章 ルポ初上陸―取材撮影不可の遺骨捜索を見た
第2章 父島兵士の孫が硫黄島に渡るまで
第3章 滑走路下遺骨残存説―地下16メートルの真実
第4章 情報公開請求で暴いた硫黄島戦後史
第5章 硫黄島「核密約」と消えた兵士たち
第6章 戦没者遺児との別れ、そして再上陸へ
第7章 硫黄島の元陸軍伍長「令和の証言」
第8章 硫黄島ノ皆サン サヨウナラ
エピローグ 「陛下、お尋ね申し上げます」

著者等紹介

酒井聡平[サカイソウヘイ]
北海道新聞記者。土曜・日曜は、戦争などの歴史を取材、発信する自称「旧聞記者」として活動する。1976年生まれ、北海道出身。2023年2月まで5年間、東京支社編集局報道センターに所属し、戦没者遺骨収集事業を所管する厚生労働省や東京五輪、皇室報道などを担当した。硫黄島には計4回渡り、このうち3回は政府派遣の硫黄島戦没者遺骨収集団のボランティアとして渡島した。取材成果はTwitterなどでも発信している。北海道ノンフィクション集団会員。本書が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

108
硫黄島の遺骨収集に参加した著者は新聞記者。太平洋戦争の激戦地であった硫黄島。そこは未だに多くの戦死者の遺骨が残されたまま。自衛隊や過去に収集に参加した人たちとの交渉をお通して硫黄塔に向かう。そこは高温の地熱のため地面を掘ることもままならない、最新の作業道具をもってしても大変な作業となる。作業の経緯や結果、また硫黄島の戦後からの歴史、元遺骨収集団の人との対話などで構成されているが、硫黄島という島について自分なりの認識を深めて読めばもっと理解したかもしれない。時間があれば竿毒したい。図書館本2023/11/05

さぜん

51
自ら硫黄島の遺骨収集団に参加し、戦没者2万人のうちいまだ1万人が見つからない謎の解明に取り組んだ新聞記者がいる。祖父が父島で硫黄島発の電報を受けた兵士だったことを機に、祖父の戦友達の遺骨を本土に返そうと決意する。その執念が著者の活動の原点となる。取材を重ね機密文書から戦後の日米関係を明らかにし、遺骨収集の困難さに切り込む。日米協定による現政権の米国への忖度。菅政権時に特命チームを作り成果を上げていた事実。多くの国民が知るべきことがこの本には書かれている。「忘れてはいけないことは決して忘れてはいけない」2024/11/30

ゴールドまであと946日

32
 硫黄島、太平洋戦争での激戦地、日々死と直面した負け戦で、しかも目の間は完全に死地、海の孤島で逃げ場所もない。多くの戦友、友軍はいても、全滅の危機だけ。国内、すぐ近くに友軍はいても助けに来てくれたり、支援に来る可能性はない。たまたま祖父が似たような離島で硫黄島の最期の電信を受け取った通信兵であったことから、著者の硫黄島への想いは始まる。戦争は、いまでもウクライナを始め世界中で絶えない。日本も台湾が近いということだけでなく、いつ戦争をしかけらえる可能性はある上京、形だけ平和、反戦と言っても、どうにもならない2023/09/01

confusion_regret_temptation

31
ご縁あって硫黄島には行ったことがあり、摺鉢山にも登ったし島全体を歩いて周ったりしたので地理的には人より実感を伴って読めたと思う。硫黄島の過去ことは多少は知ってるつもりでいたけど、ここまで壮絶で現在もここまで引きずっているのかと衝撃を受けた。時間の経過に伴う風化は致し方ないとは言え、やるせなさが募る。2024/07/03

まると

29
日本国内なのに、硫黄島の遺骨収集が進まない最大の理由は、米国の防衛戦略上、欠くことのできない重要な拠点だからということらしい。沖縄などにも共通する「犠牲のシステム」がこんな所にも適用されていると知り、驚きを禁じ得なかった。硫黄島で起きたことは、先の戦争全体から見れば数あるピースのうちの一つだろうが、深掘りすると色んなことが見えてくるものだ。そんなことにも気づかせてくれる、素晴らしいルポでした。執念と言っていいくらいに硫黄島にこわだり、現地に何度も赴いた著者(昔いた会社の後輩ですね)の仕事は尊敬に値します。2024/09/08

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