出版社内容情報
しんせつなうさぎがある日、看板を出しました。「おへやのことならおまかせください」すむ場所を探す動物がつぎつぎにやってきて……。読み聞かせにもひとり読みにもぴったりの絵本。
読み聞かせ3歳から ひとり読み5歳から。
内容説明
おせわをするのがだいすきなうさぎが、かんばんをだしました。「もりのおへやをしょうかいします。おへやのことならおまかせください」
著者等紹介
茂市久美子[モイチクミコ]
岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』で、ひろすけ童話賞受賞
しもかわらゆみ[シモカワラユミ]
東京都生まれ。2001年より講談社フェーマススクールズ(KFS)の通信講座にてイラストレーションを、同講座修了後はKFS直営教室で動物細密画(ワイルドライフアート)を学ぶ。2013年、同スクールが主催した「第7回KFS絵本グランプリ」にてグランプリを受賞。『ほしをさがしに』で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
122
幸せだろうなぁの一冊。人のお世話をするのが大好きなうさぎが、森の動物たちのために最適なおへやを案内するストーリー。もう、ページをめくってもめくっても可愛い〜!しか言葉が出ない。これは絶対、しもかわらさんは絵を描きながら幸せだろうなぁ、茂市さんも幸せだろうなぁ…と思った。毛並みといい、動物たちの愛くるしい表情といい、ほわほわ感がこちらまで伝わってきて幸せ。特にうさぎの表情は非の打ち所がないぐらい完璧な可愛さ。おまけに気配り心配りも素晴らしい。こんな可愛い信頼できるうさぎさんならみんな安心だね。2023/06/02
がらくたどん
69
「どうしてくれよう!」と思うほどに愛らしい絵本。好奇心旺盛でお世話焼きのウサコが森の動物たちにぴったりのお家を探してあげるという物語。なのだが、ウサコを筆頭に登場する動物達の姿や表情や仕草が殆ど擬人化されていない。それなのにこの愛らしさは何だ!?動物が家族に居る方は実感できると思うが、人間に比べて表情筋を駆使しない彼らのでも決して無表情ではない心配や喜びが伝わる瞬間がある。ベテラン茂市さんのスッキリした物語に沿って彼らが動物らしい姿で動き回るのを見ていると、ヒトと動物の垣根がどんどん小さくなってくる♪2023/05/18
ぶんこ
60
素敵な絵本でした。森の仲間たちが困っているお部屋探し。うさぎさんは困っている仲間に最適な住処を紹介していました。紹介するためには、まず探さなくてはいけません。森を歩いて素敵な住処となる場所を見つけておきます。アフターサービスも忘れません。その後を見に行くと、おおこのはずく、クマには赤ちゃんが産まれていました。しもかわらさんの絵が素晴らしい。うさぎさんの毛並みの細かさ、木々や草花も細かいのにくどくなくてスッキリ。何より動物たちの目が可愛い。しもかわらさんのファンになりました。2023/06/11
yomineko@ヴィタリにゃん
59
読み友様からのご紹介本です📚絵が本当に素敵✨✨✨何と通信で絵を学ばれたとかで驚きです😊森のうさぎさんは不動産屋さん!みんなにぴったりなおうちを紹介してくれるよ🐇次々とやって来るお客様達😊こんな絵を描きたいなと思いつつ和やかな気分で読みました📙とっても可愛いです😊2023/08/03
Natsuki
47
勝手に名付けるなら、そのものずばり「うさぎふどうさん」。表紙絵のちょっぴり得意気な表情からも分かる通り?このうさぎさん仕事デキます!顧客満足度も抜群に高いです。森の動物たちが登場する王道絵本のお話に、しもかわらゆみさんの緻密でリアルな動物たちの絵。一見アンマッチにも思える組み合わせ。しかし、これもきっと計算のうち☆おとぎ話のようでいて、きちんと動物たちの生態にも触れているという合わせ技1本な1冊!に違いないと勝手に納得(*˘︶˘*)2024/10/22