星海社新書<br> 子役のテレビ史―早熟と無垢と光と影

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星海社新書
子役のテレビ史―早熟と無垢と光と影

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065309513
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0276

出版社内容情報

「挫折する子役」から大人の俳優へ

「かつての子役は、たとえ爆発的な人気を集めたとしても、子役のままで終わるケースが珍しくなかった。(中略)そこにはしばしば、大人の俳優へと上手く脱皮することの難しさ、それゆえの挫折があった」(「はじめに」より)。ところがこの状況は80年代後半、後藤久美子や宮沢りえなど自己を主張する子役の登場によって転機を迎える。大人の俳優やタレントになるための道筋ができたのである。本書は高峰秀子や美空ひばりなど映画時代に大きな成功を収めた子役から、芦田愛菜や鈴木福など「賢さ」を身に付けた現代の子役まで、およそ一世紀におよぶ子役の歴史的変化を作品と社会の両方から解き明かす。

*以下、本書目次より抜粋
はじめに いま、子役が面白い

子どもでありながら子どもではない?~早熟と無垢のあいだ
賑わう子役界のいま
従属から自立へ~子役の歴史的変化
本書の流れ

序?章 映画時代の子役たち ~戦前から戦後直後まで

第1章 テレビ時代の幕開けと子役 ~1960年代から1970年代まで

第2章 アイドル化する子役 ~1980年代の発展

第3章 自己主張を始めた子役たち ~1980年代後半から1990年代の転換

第4章 人気俳優への登竜門となった子役 ~2000年代の充実

第5章 成熟期を迎えた子役の世界 ~2010年代から現在へ

結びの章 子役が映し出す社会とメディア

素か演技か~バラエティ番組の子役が求められるもの
「人生2周目」の意味~寺田心の才能
大人と子どもの境界の消滅
子どもがみな子役になる時代?

おわりに

参考文献

本書で取り上げた子役索引

内容説明

「かつての子役は、たとえ爆発的な人気を集めたとしても、子役のままで終わるケースが珍しくなかった。(中略)そこにはしばしば、大人の俳優へと上手く脱皮することの難しさ、それゆえの挫折があった」。ところがこの状況は80年代後半、後藤久美子や宮沢りえなど自己を主張する子役の登場によって転機を迎える。大人の俳優やタレントになるための道筋ができたのである。本書は高峰秀子や美空ひばりなど映画時代に大きな成功を収めた子役から、芦田愛菜や鈴木福など「賢さ」を身に付けた現代の子役まで、およそ一世紀におよぶ子役の歴史的変化を作品と社会の両方から解き明かす。

目次

序章 映画時代の子役たち―戦前から戦後直後まで
第1章 テレビ時代の幕開けと子役~1960年代から1970年代まで
第2章 アイドル化する子役~1980年代の発展
第3章 自己主張を始めた子役たち~1980年代後半から1990年代の転換
第4章 人気俳優への登竜門となった子役~2000年代の充実
第5章 成熟期を迎えた子役の世界~2010年代から現在へ
結びの章 子役が映し出す社会とメディア

著者等紹介

太田省一[オオタショウイチ]
社会学者。1960年生まれ。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、ドラマなど、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

82
少し前に著者の放送作家ほぼ全史という作品を読んだ。今回は子役の歴史、表紙に書かれている戦前から現在までの子役のデビューまでのきっかけや出演作品、その後をとにかく紹介。昔は子役だけで終わるケースが多かったが、90年代以降は大人の俳優やタレントになるための道筋ができたとの事。およそ一世紀におよぶ子役の歴史的変化を作品と社会の両方から解き明かす内容。2023/05/05

くさてる

27
子役の登場とその系譜、という内容。初期の映画界から子役は(当たり前ながら)存在していた流れは面白かったのだけど、進むにつれて、単なる子役の紹介という感じになったのがちょっと物足りなかった。子役として成長すること、子役を演じるということが人間の人生に与える影響などを知りたかったから。2023/10/19

marumo

16
高峰秀子から芦田愛菜まで子役をレビュー。懐かしいというよりは「へえ〜、この人も子役だったんだ」というへえ率の方が高かった。高峰秀子はクールでかっこいい。私の渡世日記、読みたくなったな。中村メイコの父親の「メイコの自由意志に任せろ」「お金はいただくな」は現代の親でもなかなか言えないよね。この本に出てくる安達祐実や芦田愛菜、鈴木福は子役だけど、中山大志や上白石姉妹、広瀬すずは子役じゃない…と感じるこの気持ちは何かしら?どういう線引き?ちっさい頃から役者をやっているのは同じなはずなんだけど。2023/05/17

hitotak

10
戦前から子役として活躍し、大女優となった高峰秀子から現在の芦田愛菜、寺田心まで、芸能史に名を残す子役たちを紹介している。現在も活躍している人、引退してしまった人など、沢山の名前が登場する。紹介すべき子役が多すぎて、デビューのきっかけ、代表作などをただ羅列しているような箇所もある。最近の子役の演技力は素晴らしく、大人の俳優を食ってしまうことも多い。昭和時代の子役とは(一部を除いて)雲泥の差があるが、世間が「子どもらしさ」ではなく子どもを演じられる「プロの子役」を求めるようになってきたため、と結論づけている。2023/06/18

さすらいのアリクイ

10
芸能、テレビの中の「子役」の役割や、時代の変化に伴って生まれた子役の需要、子役だった人が子役のころに何をやっていたのか? といった子役についての考察、分析が載っている本。ここまで深く子役を考えたことはなかったなと。朝ドラが女性の1代記になったことは、子役にとって物語の中で重要な役柄の子役への出演チャンスが増えることに…とか。あと学園ドラマも子役にとっては重要だと。頭の中のなんとなく程度の子役の知識が、この本を読むとリアリティが増して膨らみが出てくる感じ。本の後半は知ってる子役がガンガン出てきて大変でした。2023/02/23

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