出版社内容情報
作家・岸田奈美の新たな代表作。
著名人からも絶賛&感動の声続々!
笑えて、泣けて、救われる。
新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。
「大好き」を言葉にし続けることが、
こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織
笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。
それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。
しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行
腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。
今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。
岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー
わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。
嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。
どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。
ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。
本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。
内容説明
わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。
目次
筆を伸ばす、私を思う@西宮浜
川に弁当を捨てる祖父@久寿川
50万円で引き換えた奇跡@とある川沿いの雪国
言葉にしなかった、言葉を見る人@淡路島
カニサボテンの家を売る@大阪市中央区谷町
いらんことは、いるねんて@大阪市梅田
空白の記憶に、視点を願う@神戸 鈴蘭台
混浴のバスケットボール@岩手県の老舗温泉旅館
終わりの連続で毎日ができている@渋谷 美竹通り
一度でいいから食べてみたい@戸越銀座〔ほか〕
著者等紹介
岸田奈美[キシダナミ]
1991年生まれ、兵庫県神戸市出身。大学在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入、10年にわたり広報部長を務めたのち、作家として独立。世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパーズ。Forbes「30 UNDER 30 JAPAN 2020」「30 UNDER 30 Asia 2021」選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
ででんでん
sayuri
れっつ
くれよん