出版社内容情報
〈愛国心〉が煽られ排外主義が横行する現状を、「愛国運動」に身を投じてきた著者が覚悟をもって批判!
内容説明
日本への愛を汚れた義務にするな!「愛国運動」に身を投じてきた著者が、排外主義が高まる現代に覚悟をもって挑む。
目次
第1章 美しいが、毒ももつ“愛国心”
第2章 スローガン化した政治の危うさ
第3章 自由のない自主憲法か、自由のある押しつけ憲法か
第4章 “愛国心”が汚れた義務となるとき
著者等紹介
鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年福島県郡山市生まれ。政治活動家。元「一水会」顧問。早稲田大学政治経済学部卒業。学生時代は「生長の家」学生会全国総連合(生学連)に所属し書記長として活躍し、その後、全国学生自治体連絡協議会(全国学協)委員長を務めた。1972年に「一水会」を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんちゃん
30
バリバリの右翼活動家の著者が「愛国心」に警鐘を鳴らす。ペットでも飼うように国家を愛の対象物にしてはならないと言う。本来の右翼は国家を心から憂うのであって、身勝手な排他思想は愛国心ではないと断ずる。連合赤軍の「総括」を自己矛盾の極みとし、日中日韓の融和を主張する。昨今のネット上に溢れる排中排韓の書込みは「ネトウヨ」の仕業であって、あんな見下げた連中と「右翼」を一緒にしてくれるなと嘆く。右だろうと左だろうと、極めた人物の主張は腹が座っていて気持ちいい。2017/06/19
秋 眉雄
22
真摯な態度で人の話に耳を傾ける。子供は仕方ないけど、大人ならね。勇気をもって。この薄い一冊の中で鈴木さんはそのことを教えてくれています。本の内容はタイトル通り。気をつけましょう!2023/06/21
紫羊
22
長らく積読になっていたが、著者の訃報に接して手にとった。正解がないという不安定さに耐えられる度量を持った人だったと思う。2023/01/30
しんすけ
11
岩波ブックレットにこの人が書いた本が所収されているなんて意外な感じがする。 しかしそれは知見不足の証明なのかもしれない。ぼくは基本的に右翼は嫌いだが、それは安倍政権に連なる低能右翼が対象だと思う。 50年以上前になるが大学寮で西洋史や人類学を専攻したものたちとよく談話したlことがあった。 彼らが云うには日本の右翼とは神道を信仰する者であってその延長線上に天皇信仰があるということだった。 ならば天皇を馬鹿にし虚仮にしている安倍政権は本来的には日本の欺瞞右翼でしかない。2020/01/26
イボンヌ
8
ネトウヨは何故戦前の一時期だけに固執するのか。 縄文時代も素晴らしいのに。2017/02/25
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