出版社内容情報
『うしおととら』、『からくりサーカス』の藤田和日郎が描く大英帝国伝奇アクション『黒博物館』の世界をより深く楽しめる!
シリーズ全体を詳細に解説する案内書です。『スプリンガルド』『ゴーストアンドレディ』『三日月よ、怪物と踊れ』3作それぞれは、実際に起きた怪事件や実在の人物をモデルとし、史実とフィクションが巧妙に折り重ねられたストーリーが展開します。
ヴィクトリア朝の貴族と使用人の暮らしから、英国文化まで幅広く研究する作家・久我真樹が、漫画に登場する事物・人物と、それらを取り巻く当時の時代背景を解き明かす”ヴィクトリア朝・闇のガイドブック”です。巻頭では、藤田先生の貴重な構想ノートや原画を掲載。カバーイラストは、描き下ろしの黒博物館・キュレーター!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
14
劇団四季によるミュージカル『ゴースト&レディ』も絶賛上演中という、藤田和日郎の傑作伝奇浪漫『黒博物館』シリーズの舞台となるヴィクトリア朝の社会制度や文化、時代精神など多角的に解説。歴史的な資料だけでなく主要キャラクターの紹介や直筆の考察スケッチも収録され、シリーズを既読の人もこれから読もうという人も楽しめること間違いなしの充実した内容。藤田作品特有の熱いドラマも、こうした入念な下調べによって支えられているのだと知ることも出来てとても興味深く読むことができた。2024/05/20
冬桐
8
シリーズ買いをしているので、待ち望んでいた一冊。 ヴィクトリア朝時代といえば、色々な作品のモデルや世界観になっている時代であり、様々な物や事が発達していた時代 物語のキャラクターたちにフィーチャーしつつ影を中心に文化を解説されていてとても面白い一冊。 歴史と文化の勉強になるし、作品を楽しむお供にしてもよし。 ナイチンゲールしかり、メアリーシェリーしかり、彼女たちの背景がわかり、もっともっと調べたくなる一冊。2023/08/01
END
7
藤田和日朗の「黒博物館展」を観に行った勢いで購入。『黒博物館』を裏付ける為のヴィクトリア朝の情勢や風俗、オカルトなどなどを知ることによって、見識が深まると同時にもう一度漫画を読みたいと思わせるものでした。学生時代は世界史なんて嫌いだったのだけど、こうやって物語から入っていくと学ぼうと思えるのが不思議。授業では教えてくれない当時の人々の暮らしがありました。2024/12/01
keisuke
6
面白かった。ほとんど史実とか、基にしたフィクションだったのか。2023/07/04
F4ふぁんとむ
5
漫画の副読本としては、読み応えあり。2023/06/30
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- 和書
- House