講談社文庫<br> 潜入 味見方同心〈5〉牛の活きづくり

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講談社文庫
潜入 味見方同心〈5〉牛の活きづくり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065295847
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

極上の謎と江戸の珍料理あふれる“痛快”捕物帖。「味見方同心」新シリーズ・潜入篇、待望の最新刊!

味見方の同心・魚之進はおのぶと同僚の前田を引き連れて、獣の肉を食べさせる東両国の有名店・ももんじやに行くことになった。大きな料亭で押し込み強盗を働く悪党の一味が、その店で目撃されたのだ。だが、町方には肉を焼く匂いが苦手な者も多く、張り込みがうまくいかない。そこで味見方にお鉢が回ってきたという寸法である。店の主には事情を話して「獣肉が大好きな若いやつら」ということにしてもらっている。味見方を名乗るくせに獣の臓物を食べたことがない己に、内心忸怩たるものもあった。そして潜入の当日、果たして悪党どもはももんじやにやってきた。迎え撃つ魚之進らは、まず「大食い勝負」を挑むことに……。

内容説明

味見方同心・魚之進は獣の肉を食べさせる店・ももんじやに潜入することに。料亭で押し込み強盗を働く悪党の一味が、その店で目撃されたのだ。狙いどおり悪党どもに遭遇した魚之進は、その者たちの肉へのこだわりを逆手に取ってとんでもない珍料理を自慢し…。極上の謎と珍味。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい!2016年版」(宝島社)では文庫書き下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

39
「潜入味見方同心」第五巻。表題の “牛の活きづくり” には笑わせて頂きました(笑)。上さまの暗殺を企む組織との知恵比べも気になりますが、お静さんとのあれこれ、気が揉めて!既刊はここまで、続きを楽しみに待ってます。2023/03/16

ひさか

37
2022年12月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目。傷だらけの麺、結びどじょう、牛の活きづくり、青い飯、の4つの連作短編。前巻の盛り上がりの傾斜はやや緩やかになったものの、魚之進が遭遇する奇天烈な事件は相変わらず面白く、しかし、確実に終結点へ向かっているような気がします。またまた次巻が楽しみ。2023/01/19

zag2

35
5巻が昨年12月に発刊されていたのに気付き、喜び勇んで読了。毎回ですがホントに面白かった。だんだん魚之進が目端の利く同心になってきて、次々と事件を解決していく一方で、魚之進のお静への思いや、お静の実家をめぐる謎。カエルのおのぶとの仲などなど、気になることがいっぱい。これは次巻が楽しみでたまりません。もっとも今回の牛の活きづくりは料理と呼ぶのはいささか無理のような…2023/02/15

tomtom

20
相変わらず変な食べ物ばかりだけど、生きている牛の肉を削ぎ取るのはよく考えたな。魚之進も命を狙われるし、将軍の命を狙う人物との対決もそろそろかな。2023/04/19

18
さくさくと♪タイトルの牛の活きづくりの像が、笑えるものの、牛がかわいそうです。残り1作で、どう落ち着くのかな。2023/12/08

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