出版社内容情報
鴻上 尚史[コウカミ ショウジ]
著・文・その他
内容説明
大人になるとは、成長とは、何者かになるとは、依存とは、そして幸せとは…人生を楽しむヒントが見つかる一冊。自分は、「探す」ものではなく、「作っていく」ものだ。読むと、思わず誰かと語り明かしたくなる32の物語。
目次
1 悩むこと 考えること
2 大人の階段を昇るということ
3 人を成長させること
4 何者かになることは“成功”なのか
5 ときにはロマンも必要だ
6 親と故郷
7 割り切れないからおもしろい
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。作家・演出家・映画監督。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。’87年『朝日のような夕日をつれて’87』で紀伊國屋演劇賞団体賞受賞、’94年『スナフキンの手紙』で岸田國士戯曲賞を受賞。2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』では、第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
鴻上さんのエッセイ集です。この方のイギリスから戻ってきたころからの日常のちょっとしたこと、疑問に感じたことなどをわかりやすく書かれています。1990年代に統一教会にいた友人を救い出す話など、あるいは客員教授で早稲田大学での話、両親が教員で日教組でもあった話などを軽い感じで書かれています。肩を張らない感じなので読後感もいいと思いました。2023/12/30
ehirano1
95
ポイントは「足るを知る」で幸せになれる。その際に「やりたいこと」ではなく、「失いたくないモノ」を考えるとよろし。因みに、答えが出る=考える≠悩む(≠答えが出ない)、なので、今どちらをやっているのか確認するといいとのこと。2023/12/08
KEI
37
著者の相談コラムを読んでいて、語り口は軽いものの芯をくうアドバイスで好きだったので、こちらのエッセイを読む。語り口が人に寄り添いながら、馴れ合わず、上から目線でない。弱っている時に読むと元気がでてきます。今巻は生き方や人生にある親との関係、いじめ、夢との関わりなど皆考えていることに対してのアドバイスがある。三部作なので他も読もう。2024/03/05
Roko
34
人生には様々な困難があります。そういうことに対して、古い日本人は「頑張ればなんとかなる」と言い続けてきました。でも、わかってしまったのです。「頑張ったって、どうにもならないこともある」って。立ち向かうより「逃げるが勝ち」ということだってあるんだということが、最近みんなの心に響いてきました。「いじめ」からも「あの宗教団体」からも、「逃げるが勝ち」だよって鴻上さんは言い続けています。ホントにその通りだって思います。#NetGalleyJP2022/08/17
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
29
著者が27年間書いてきたエッセーから、選び抜かれたものを集めて出版された3部作の2冊目。宗教団体のマインドコントロールと批評精神、理解できないけどやってみるということ、現実の人生との折り合い、「生きる」とミニスカートなど、筆者独特な温かい視点で面白く語っている一冊。2022/10/06
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