“世界史”の哲学 現代篇〈1〉フロイトからファシズムへ

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“世界史”の哲学 現代篇〈1〉フロイトからファシズムへ

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  • サイズ 46判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065284483
  • NDC分類 102
  • Cコード C0010

出版社内容情報



大澤 真幸[オオサワ マサチ]
著・文・その他

内容説明

近代の延長線上に現れる大きな断絶と恐怖。その端緒は精神分析理論における「回転」にある。第一次世界大戦を経験した「ヨーロッパ」で、認識の構造/真理の見え方に深刻な変化が起きた。宗教としての資本主義が際限なき増殖と自己否定を繰り返すとき、精神と社会を変容させる異形のダイナミズムが出現する。

目次

資本主義とエディプス化
もうひとりのモーゼ
絶望としての信仰
永劫回帰の多義性
“しるし”が来た
権力への意志と死の恐怖
「気まぐれな預言者」と「決断する主権者」
ふたつの全体主義とその敵たち
もうひとりの「もうひとりのモーゼ」
ヨーロッパ公法の意図せざる効用
“ラッセルの逆説”と“ヘーゲルの具体的普遍”
大英帝国から
第三帝国へ
特殊と普遍の弁証法的関係

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。思想誌『THINKING「O」』主宰。2007年『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

36
著者の他の本のレビューをみると意図を取り零しているものがあり勿体ないと思うが、本書に限ってはもっと多くの読者が意図を掴みかねるのではないか。フロイトが晩年に書いた『モーセと一神教』におけるモーセはふたりいるというテーゼ。この謎めいた論考は、最初のモーセは配下のユダヤ人たちに殺され、もう1人の劇場的で気まぐれなモーセが現れる。2人目のモーセは死んだ父が死んだ後に本当に登場するように、エディプス・コンプレックスを広めたフロイト自身の父親との無意識的な関係を説明するという。ここまでは十分に理解できる。ところが12022/12/24

kuppy

2
フロイトが晩年あたかもユダヤ教の真実であるかのように書いた二人のモーゼ、エジプト人で厳格な戒律の守護者である初代モーゼは殺され、気まぐれなユダヤ人のモーゼが現れる。宗教と密接な際限ない増殖を特徴とする資本主義を軸に、ユダヤ人の殲滅をもくろむナチズム、内部に敵を作り闘争を繰り返すスターリニズム、意外なことにローズベルト大統領のニューディール政策が並列される。この三つの体制が二人目のモーゼなのであろうか。<世界史>を哲学するというありそうでなかった論説ではないだろうか。2022/10/21

MrO

1
いよいよ、現代編へ。やっと資本主義の牙城に辿り着いた。下巻が楽しみ。ファシズムを通して、スターリニズムを分析するところは面白い。2022/08/10

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