講談社学術文庫<br> ペリー日本遠征随行記

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講談社学術文庫
ペリー日本遠征随行記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065283974
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0121

出版社内容情報

幕末の黒船、ペリー艦隊で来日し、ペリー自身の日記や公式記録とは異なる視線で日米交渉の一部始終を目撃した首席通訳による貴重な記録。
1837年、日本人漂流民を送還しようと浦賀に来航した米商船モリソン号に同乗したサミュエル・ウイリアムズは異国船打払令により砲撃を受けマカオに退去したが、日本人船員から日本語を習い、ペリー日本遠征の通訳として1853年艦隊に同行。沖縄、小笠原諸島を経て久里浜に上陸し、開国を求める米大統領フィルモアの親書を浦賀奉行に渡した。翌年再び日本に来航して神奈川条約を締結した。鎖国の重い扉をこじ開ける「むずかしい任務を達成するための欠くべからざる奉仕」に尽力したとペリー提督が称賛した首席通訳の随行記には、遠征への冷静な目と日本人に対する優しい眼差しがあった。
 下田で密航を企て黒船に乗り込んだ吉田松陰、金子重之輔に応対し、「明らかに教養のある人物だった」とその人柄を見抜く眼力も備えていた。また黒船来航の報に急遽出島から駆け付けたオランダ大通詞・森山栄之助など幕府の様々な役人や沖縄の宮廷高官とも交流。さらに散策で訪れた横浜、下田、箱館などでの植物や魚類、花鳥風月から住民の風俗、性格まで好奇心のままに詳細に観察、外国人による幕末日本の貴重な記録としても高く評価される。〔原本:『新異国叢書8 ペリー日本遠征随行記』雄松堂出版、1970年刊〕

内容説明

幕末のペリー艦隊で来日し、ペリー自身の日記や公式記録とは異なる視線で日米交渉の一部始終を目撃した首席通訳官による貴重な記録。下田では密航を企て黒船に乗り込んだ吉田松陰を諭し、琉球では役人や裁判官のすぐれた道徳に感嘆する。そこには、時に高圧的な米国使節への冷静な目と、日本の庶民や自然への優しい眼差しがあった。

目次

沖縄へ―一八五三年四月九日から六月八日まで
小笠原諸島調査―六月十一日から二十二日まで
沖縄に帰る―六月二十三日から七月一日まで
第一回日本訪問―七月四日から十六日まで
沖縄に帰航、香港へ―七月十七日から八月六日まで
四度、沖縄へ―一八五四年一月十一日から二月六日まで
ふたたび日本訪問―二月七日から三月七日まで
神奈川条約締結―三月八日から四月十七日まで
下田港へ―四月十八日から五月十二日まで
箱館港の調査―五月十七日から六月三日まで
下田へ帰港―六月七日から二十五日まで
最後の沖縄―七月一日から十六日まで
広東へ帰着―七月二十日から八月十一日まで

著者等紹介

ウィリアムズ,サミュエル・ウェルズ[ウィリアムズ,サミュエルウェルズ] [Williams,Samuel Wells]
1812年、米国生まれ。モリソン号事件の日本人船員から日本語を習い、1853年、ペリー遠征隊に同行。翌年再来日。在中国米公使館参事官、エール大学教授を歴任。1884年没

洞富雄[ホラトミオ]
1906年、長野県生まれ。早稲田大学教授などを務め、2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

46
新刊コーナーで発見し、ずいぶん時間がかかったけれど大興奮して読みました。日本語通訳としてペリー艦隊で来日したアメリカ人男性による、貴重な当時の極東情報満載な一冊です。まず驚くのはアメリカらしい徹底した観察・分析・調査。いきあたりばったりではなく、きちんと日本を調べた上での様々な行動を「巧いなあこの人たち…」と賞賛と嫌悪半々で読み進めました。責任を取りたがらない口当たりのやさしい役人をはじめ、あんまり日本変わってないなあ…と思う描写も面白かったです。2022/11/12

ホークス

37
ペリー艦隊の通訳官による日記。時代相応の野蛮さと差別意識はあるものの、率直さが好ましい。ユーモアもある。役人への評価がシビアで、中国の役人との比較が面白い。琉球訪問では、表に出ない日本=薩摩の支配と、小国の苦しさに触れている。注目したのは2点→ ①強者と弱者のぶつかり合いだと理解しつつ、ペリーの乱暴な面は批判する。現実と意思のバランスを感じた ②日本人には個人の尊厳という価値観が欠けているとの指摘にドキリとした。例示が具体的だし、今はもう変わったとも言い切れない。視点によって歴史の解釈は異なる。2024/05/05

Nobfunky

0
とにかく記述が細かいので、肝心なところが頭に入ってこない。速読(読み飛ばし)の術で読了。2022/09/03

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