出版社内容情報
世の中の風景は一変した。誰も彼もがマスクをつけて歩いている。つけなくてはいけないのだ。ー中略ーこんな日がくるなんて、夢みたい。
ーーーマスク歴三年・荒川千里子
小山さんに、マスクの性能をうたわれてから、マスクが気になってしょうがない。だいたい、マスクは、あたしとなずなはそれぞれ一枚ずつしか持っていない。
ーーーヒョウ柄マスクのプリンセス・渡辺芹那
「顔がみえねえじゃん。」って一瞬絶望したっけど、フェイスシールドがあると気づいた。ネットですぐ買った。
ーーー風に吹かれて・広田麦
家で、勉強できる。心臓がドクンと大きく波打った。だったら、わたしも、授業にでられるかも……。
ーーー「別人二十八号」主演・小柳沙織
人生オワタと思った。朝イチに電話がかかってきた。おとんに続いて、おかんとおにいが陽性。無事なのはあたしだけ。
ーーー七匹目の子ヤギ・田所美咲
内容説明
コロナ禍の子ども達の心のリアルを描く。野間児童文芸賞受賞作家、山本悦子氏待望の新作!
著者等紹介
山本悦子[ヤマモトエツコ]
愛知県生まれ。元小中学校教員。『グッバイドール』で第12回月刊MOE童話大賞童話賞受賞。1996年、『ぼくとカジババのめだまやき戦争』(ポプラ社)でデビュー。『WA・O・N 夏の日のトランペット』(ひくまの出版)で第7回新・北陸児童文学賞受賞。『がっこうかっぱのイケノオイ』(童心社)が第57回青少年読者感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書に選ばれる。『先生、しゅくだいわすれました』(童心社)がミュンヘン国際児童図書館の選ぶブックリスト「The White Ravens 2016」に選ばれる。2017年『神隠しの教室』(童心社)で第55回野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
chimako
モモ
うー(また遅れ気味です🙇)
マツユキ