言葉の展望台

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065283455
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いま、あなたとの会話で起きたことは、いったい何だろう?

マンスプレイニング、コミュニケーション的暴力、会話の引き出し、言語的なポリティクス、アイデンティティと一人称、人々をつなげる言葉、誠実な謝罪と不誠実な謝罪……。難しくて切実で面白い「言葉とコミュニケーション」を、「哲学」と「私」のあいだのリアルな言葉で綴るエッセイ。

【目次】

プロローグ コミュニケーション的暴力としての、意味の占有

そういうわけなので、呼ばなくて構いません
ちょっとした言葉に透けて見えるもの
張り紙の駆け引き、そしてマンスプレイニング
言葉の空白地帯
すだちかレモンか
哲学と私のあいだで
会話の引き出し
「私」のいない言葉
心にない言葉
大きな傘の下で会いましょう
謝罪の懐疑論
ブラックホールと扉

内容説明

いま、あなたとの会話で起きたことは、いったい何だろう?マンスプレイニング、コミュニケーション的暴力、会話の引き出し、言語的なポリティクス、アイデンティティと一人称、人々をつなげる言葉、誠実な謝罪と不誠実な謝罪…。難しくて切実で面白い「言葉とコミュニケーション」を、「哲学」と「私」のあいだのリアルな言葉で綴るエッセイ。

目次

プロローグ コミュニケーション的暴力としての、意味の占有
そういうわけなので、呼ばなくて構いません
ちょっとした言葉に透けて見えるもの
張り紙の駆け引き、そしてマンスプレイニング
言葉の空白地帯
すだちかレモンか
哲学と私のあいだで
会話の引き出し
「私」のいない言葉
心にない言葉
大きな傘の下で会いましょう
謝罪の懐疑論
ブラックホールと扉

著者等紹介

三木那由他[ミキナユタ]
1985年、神奈川県生まれ。2013年、京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2015年、博士(文学)。現在、大阪大学大学院人文学研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

74
3,4年前から、言葉とは何だろう?と考えることが増えてきている。何かとコミュニケーション能力云々ということが、前面に出てくることへ違和感から始まっている。どこか、表面的で薄っぺらい感じが否めないが、自分なりの考え方が少しずつ整理できている。そんな今、この本の意味は大きいと思う。伝える・伝わる・暗黙の前提と解釈など、なるほどと思う切り口が、いくつもある。過去と現在、未来の繋がりも含めて考えること。2022/11/29

ナミのママ

65
「空気を読む」という言葉がある。これを苦手とする人達とかかわる職場では、あらゆる事象を言語で伝えている。ところがそれすらもストレートに伝わらない時がある。この本を読んでその意味がストンと理解できた。ただエッセイのようであり、やはり哲学書、事例が身近でない段落は理解するのが難解だった。言語によるコミニュケーションを必要とする職業や対人には深い内容だと思う。反面、何気ない家族や友人との会話でここまで考えていては疲れるだろうなとも思った(センスがなく申し訳ないが)私は聞き流しているが…。(紹介して頂いた本)2023/02/02

たま

59
分析哲学の言語研究を用いて、日常生活やフィクションの世界で感じる言語の違和感を解き明かす。これだけで充分面白いのだが、著者自身がトランスジェンダーとあって言葉に対して鋭敏。「哲学と私のあいだで」という章では自民党の会合でなされたLGBTの人々への差別発言を取り上げ、冷静に言語哲学的に分析しつつ、それでは語りきれない感情があると語る。この個人的な感情がもたらす親密さがこの本の大きな特徴だろう。ただ英語がベースの分析哲学と日本語のあいだに反りがあわない面(私、謝罪など)もある。その辺の整理を待ちたい。2022/10/05

venturingbeyond

48
『群像』連載の哲学エッセイをまとめた一冊。著者の専門である言語哲学の分析枠組みに基づき、読者にとって心当たりのある日常的なコミュニケーションや文学作品の一場面を切り取り、コミュニケーションにおける権力関係、暴力的作用、政治性などが明らかにされていく。平易な叙述でありながら、言語行為の有する哲学的含意とその射程の長さ・広さを読者に気づかせる好著。2022/08/02

踊る猫

43
読めば読むほど、このエッセイ集が微妙なバランスの上に成り立っていることがわかる。濃く・専門的に持っていけそうな哲学的な議論と、著者が目にした・見つけた日常的な話題やそこから立ち昇る素朴な実感。難しく言えば「抽象」と「具体」、「専門知」と「一般論」がこの著者らしい繊細かつていねいな手つきでブレンドされているのがわかる。この本をそうした著者のマナーに倣って虚心に読み込むことは、哲学のレッスン/訓練になるのではないか。高尚な話題ももちろんかまわないが、同時にこうしたミクロなところからも哲学は立ち上げられるものだ2024/01/20

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