きらめきを落としても

個数:

きらめきを落としても

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月24日 03時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065282830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

きらきらだったり、くすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、まるで青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの短編集。

【収録作】全6話
「ブラックコーヒーを好きになるまで」
人が好きなものは、嫌っておくのが楽なんだ。本とコーヒー、そして素直になれなかった僕の話。
「上映が始まる」
憧れだったはずの天文学。なのに怠けてばかりの僕。でもきっかけはやっぱり、星空の下から。
「主人公ではない」
世界には物語があふれている。今生きている物語の主人公が自分ではなかったとしたら……。
「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」
お人好しの僕が思いがけぬ一目惚れ。憧れのあの子へと続く道は、「僕らしさ」を探す旅路だった。
「燃」
何事にも夢中になれない僕は、喩えるなら「不燃物」。自分の心は、何に、どうやって動くのだろう。
「言わなかったこと」
僕が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに、いきなりやめるなんて。

内容説明

特別じゃない僕が、かけがえのない憧れに出会った。キラキラだったり、くすんでいたり。青春を万華鏡でのぞくような、色とりどりの6編。あめ、ときどき、勇気。カラフルな青春短編集。

著者等紹介

鯨井あめ[クジライアメ]
1998年生まれ。兵庫県豊岡市出身。2015年より小説サイトに投稿を開始。2017年に「文学フリマ短編小説賞」優秀賞を受賞。2019年に第14回小説現代長編新人賞を受賞し、2020年に『晴れ、時々くらげを呼ぶ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

75
キラキラだったり、くすんでいたり、青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの6編(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)はじまりを予感させる結末に明日が、出会いが楽しみになる本📖2023/04/01

☆よいこ

73
YA。大学生達が主人公のお話が6つ[ブラックコーヒーを好きになるまで]ブックカフェで出会ったカップルが喧嘩して、理屈っぽい彼氏が海で黄昏れる。見知らぬ人にVRイベントに誘われ、VRカウンセリングを受ける[上映が始まる]ペルセウス座流星群の極体日に出会ったふたり[主人公ではない]SF?タイムリープ[ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン]猫を追いかけて[燃]ヴァイオリンの天才がラーメン屋バイト[言わなかったこと]小説を書くのをやめた青年が先輩と再会▽青春小説。理屈を捏ねる男どもめ面倒臭いな、それが青春か。2022/10/23

ぶんこ

72
他人は自分のことを気にもしていないのに、四六時中他人の目を気にしていた若かりし日々。そんな痛いような青春が描かれていました。良かったと思ったのは「上映が始まる」自分の障害に甘えることなく、自分で考えて出来ることを開拓していく盲目の女の子りりさん、いいな。「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」の設楽くんと黒猫クロダさんの心の交流?が素敵。「燃」のトロさんの憧れのヴァイオリン奏者静原君への熱いお願いと、バイト先店長の亡き妻への思いとが重なって静原君に火がともったのか。2022/09/19

えみ

71
秘密をそっと耳元で囁かれたような感覚になる。色褪せた世界をほんの少しだけ煌かせるような細やかな秘密。自分だけが教えてもらえた特別な何かを大事にしたくなる…そんな物語を集めた6話収録の短編集。誰かの幸せ、そのお裾分け。そっと覗かせてもらうようなドキドキ感。何かが欠けている登場人物たちが自分以外の人が持つ“きれい”に触れて、大きくはなくても確実に変化していく心情をパステルカラーで優しく描いた綺麗な一冊。奇跡に向かいあえたら、きらめきを落としても人は輝きを保つことができるのだろうか。そうあって欲しいと切に願う。2022/08/09

Ikutan

70
『晴れ、時々くらげを呼ぶ』で柔軟な発想に驚いた鯨井さん。綺麗な装丁のこちらは、図書館でおすすめ本になっていたので、読んでみた。こちらは六つの短編で、いずれも主人公は大学生。物理学科の学生による天文学の話や音大生を主人公にした話など、バラエティに富んでいて、鯨井さん博識なんですね。VRの不思議体験やタイムリープなどを取り入れ、切り口も色々で飽きずに読めた。お気に入りはテンポのいい会話が魅力の『ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン』かな。カラフルな宝石ドロップがいいアクセント。鯨井さん、これからが楽しみです。2024/11/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19896480
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品