出版社内容情報
きらきらだったり、くすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、まるで青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの短編集。
【収録作】全6話
「ブラックコーヒーを好きになるまで」
人が好きなものは、嫌っておくのが楽なんだ。本とコーヒー、そして素直になれなかった僕の話。
「上映が始まる」
憧れだったはずの天文学。なのに怠けてばかりの僕。でもきっかけはやっぱり、星空の下から。
「主人公ではない」
世界には物語があふれている。今生きている物語の主人公が自分ではなかったとしたら……。
「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」
お人好しの僕が思いがけぬ一目惚れ。憧れのあの子へと続く道は、「僕らしさ」を探す旅路だった。
「燃」
何事にも夢中になれない僕は、喩えるなら「不燃物」。自分の心は、何に、どうやって動くのだろう。
「言わなかったこと」
僕が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに、いきなりやめるなんて。
内容説明
特別じゃない僕が、かけがえのない憧れに出会った。キラキラだったり、くすんでいたり。青春を万華鏡でのぞくような、色とりどりの6編。あめ、ときどき、勇気。カラフルな青春短編集。
著者等紹介
鯨井あめ[クジライアメ]
1998年生まれ。兵庫県豊岡市出身。2015年より小説サイトに投稿を開始。2017年に「文学フリマ短編小説賞」優秀賞を受賞。2019年に第14回小説現代長編新人賞を受賞し、2020年に『晴れ、時々くらげを呼ぶ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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