出版社内容情報
はやみね かおる[ハヤミネ カオル]
著・文・その他
K2商会[ケーツーショウカイ]
著・文・その他
内容説明
ドイツで行われた『血の結婚式』の終了後、宝くじで『タヒチミステリーツアー』に当たったクイーンたちは、一路、南国の楽園タヒチへと向かう。『ゴーギャンの遺作を探せ!』というこのツアーに参加したのは、新婚旅行カップルやイタリアマフィア、ゴッホを名乗る男などあやしい人物ばかり…。頭脳戦とだまし合いの末に、隠された名画を見つけるのは誰だ!?小学上級・中学から。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
15
探偵卿のヴォルフとホテルベルリンのローテがついに結婚となり、何だか感慨深い。今回の舞台は新婚旅行先でもあり、謎解きツアー先のタヒチ。今回もクイーンや皇帝、探偵卿たちが勢ぞろいして賑やかだけれど、主役カップルのやり取りになごむ。ゴーギャンの遺作を探すのは、久々にミステリーらしさを感じられた。2023/10/20
じょうき
12
図書館本。幻のゴーギャンの遺作を巡る争奪戦というのは、これまでと少し趣きが違い、美術ミステリとしての楽しみもあった。謎そのものはわかりやすかったが。それに、新婚旅行のドタバタとマフィアの抗争が絡み、さすがクイーンシリーズ。もうひとつの真相というのも好きなパターンだし、エンディングも柔らかな余韻があってよかった。導入がいつもより駆け足気味に感じた。結婚式に至る過程についてもう少し描写があってもよかった気がする。主要人物の人間関係に大きな変化があり、シリーズも終盤に向かっているのだろうか。2025/05/27
ほたる
9
はやみねかおる『怪盗クイーン 楽園の名画を追え』 クイーンでミステリ展開は珍しいなと思った。複数要素で展開していったところがめちゃくちゃ面白くて、ちょっと泣いてしまった……遊び心があるスタンダードなストーリーに加えて、こういう動き方をするクイーンは新鮮だなと思った。いよいよ劇場版!2022/05/11
今ちゃん
6
探偵卿の一人であるヴォルフたちの結婚式に行ったクイーンたちが事件に巻き込まれてという話で、笑いどころがたくさんあって楽しく読めました2024/09/02
茜雫
6
ヴォルフ・ローテ結婚おめでとう〜ッ! 開始早々全力のはやみね節で安心した。マチトム最近ハラハラが多いから、ほんとワクワクできてよかった…青い鳥文庫とYA!の差を意識して書いていらっしゃるのかなと感じました。 パラセーリングのシーンが一番よかったけど、あのキラキラ笑顔のヤウズくんがたまらない…ちゃんと子供の顔してて安心した。なんだかんだ皇帝はヤウズくんのこと心配してるし、何を選んでも応援してくれるよ。 今回はジョーカーくんにも優しい世界だったかなと思った。それが知識でも感情でも、貴方の思いに間違いはないよ。2022/05/11
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