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出版社内容情報
廃墟と化した未来の日本。マルとキルコは、どこにあるともわからない「天国」を目指して旅を続けていた。二人は、「天国」を見つける鍵だと思われる「キル光線のマーク」を追い、「高原学園」茨城施設を後にして奈良施設を目指すことに。だが、執拗で残虐な追跡者がいることに、二人はまだ気付いていない……。一方、「天国」の「高原学園」では、トキオが出産した子を巡って権力抗争が激化していく。そして、ついに……学園の子供達に「テスト」の実施が告知される。世界の全貌が徐々に明かされる、少年少女サヴァイブ群像劇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
57
ふたつの世界が近づいていく。シャッフル感が更に著しくなってきた。楽園にも思えた学園は崩壊し、子供たちは外の世界へ。学園は孤立した施設という訳ではなく、日常が待ち受ける。宗教的な或いはマッドサイエンティストたちの造った偽りの楽園だったのか?一方、崩壊した世界(未来?)を旅するキルコとマルのサバイバルは続く。生き抜くだけでも過酷な時代は、ちょっと可愛いい絵柄ながらリアリティが強く油断がならない。ちょっとづつ接点が増えていく二つの世界。2023/03/11
るぴん
32
やはり学園とマルとキルコ達のいる魔鏡世界の時間軸は違うということは明確になった。学園が崩壊し、外に出て新たな名前を与えられた子ども達がどう関わっていくのか、どう関わってきたのか、最初から読み直さないと細かい所に気付けないなぁ。前巻のキルコも辛かったけれど、今回出会ったヘルムの復讐劇もかなりしんどい。2022/03/29
ソラ
14
もう1回最初から読まないと次回に世界の謎が解き明かされてもきちんと驚けないかもしれない。2022/04/02
てんてん(^^)/
13
面白いんだけど、キャラクター、起こっている事、時系列など、だいぶ混乱してきた。一度読み直さないとダメかもしれない。あと、何気に性被害の話とか、心にドスンと重いので、心当たりのある人が読むのは要注意。2022/07/09
JACK
13
☆ 2つの世界の物語が並行して描かれるサスペンス。一つは文明が崩壊した世界で「天国」を探すキルコとマルの物語。もう一つは特殊な能力を持つ子供たちを育てる謎の組織「高原学園」が崩壊する物語。どちらも謎が多くて目が離せない。繰り返し読むと意外な発見があり、理解が深まります。予告が魅力的なので次の巻が早く読みたい。2022/03/25
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- 手のひらの音符 新潮文庫