ブルーバックス<br> 呼吸の科学―いのちを支える驚きのメカニズム

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ブルーバックス
呼吸の科学―いのちを支える驚きのメカニズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065258583
  • NDC分類 491.33
  • Cコード C0247

出版社内容情報

生命活動の根源ともいえる「呼吸」。人は一生の間に20億回「呼吸」をするといわれています。
そもそも「呼吸」とはなにか? 体はどのように酸素を取り込み、それを体のすみずみにまでに運ぶのか? さらに酸素はどのように細胞で消費され再び肺胞に送られた二酸化炭素はどのように酸素と交換されるのか? 
「換気」の仕組みやからエネルギー代謝の方法など、その驚異のメカニズムを「呼吸」の研究の第一人者として知られる著者が徹底解説します。

まず、安静時の呼吸をもとに、生命活動を支えるそのメカニズムを解説。さらにランニングなどの運動時の呼吸をさまざまなデータをもとに精緻に解説していきます。ランニング開始時になぜ呼吸が苦しくなるのか? ランニングのリズムと呼吸のリズムは同調したほうがいいのか? など、さまざまな呼吸への疑問も解決していきます。
その他にも、今大人気のヨガの呼吸とはなにか? 空気の薄くなる登山における呼吸とは? さらには「間合い」とよばれる格闘技での呼吸とは何か? など運動種目別の呼吸のおもしろさも紹介。
そして、近年、話題となっている「呼吸」とメンタルの関係についてさまざまな研究をもとに考察しながら、「リラックス呼吸法」を紹介ていきます。
昨年からのコロナ禍でも注目されている「呼吸」、その基礎の基礎から最新研究やその応用まで、この一冊で「呼吸」のすべてがわかります。

内容説明

人は1日に2万回以上、一生のあいだに6億~7億回の呼吸を行います。ふだん無意識にしている「呼吸」には命を支えるための精巧なメカニズムが存在します!酸素を取り込み二酸化炭素を排出する仕組みとは?運動するとなぜ息が苦しくなるのか?ジョギングやヨガなど、運動種目と呼吸のコツは?さらに呼吸は「こころ」にどんな影響を与えるのか!そのすべてを徹底紹介します。

目次

第1章 「呼吸」する時、体ではなにが起きているのか?(人はどのように酸素を取り込むのか;「呼吸」を行う驚異のメカニズム ほか)
第2章 体に酸素はなぜ必要なのか(ヘモグロビンと酸素飽和度;体には酸素がなぜ必要なのか? ほか)
第3章 持久運動での呼吸の動態とメカニズム(運動時の実際の呼吸と呼吸法;運動する時「呼吸」には何が起こるのか ほか)
第4章 スポーツと呼吸のいい関係(ヨガと呼吸;登山と呼吸 ほか)
第5章 呼吸と「こころ・からだ」のいい関係(呼吸とこころの健康;呼吸とからだの健康 ほか)

著者等紹介

石田浩司[イシダコウジ]
1961年、兵庫県生まれ。名古屋大学総合保健体育科学センター教授、同大学大学院医学系研究科教授兼任。博士(医学)。1987年、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。同年、名古屋大学総合保健体育科学センター助手。1994年、名古屋大学大学院医学研究科より博士(医学)授与。2005年、名古屋大学総合保健体育科学センター教授(大学院教育発達科学研究科教授兼任)。2010年、オックスフォード大学医学部生理学部門客員研究員。2014年より名古屋大学大学院医学系研究科教授を兼任し、現在に至る。専門は運動生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

124
おすすめ本。やっぱブルーバックスははずれなしだ。「BREATH:呼吸の科学」と内容はあまり重ならない。かなり本格的な呼吸の生理学ががっつり論じられていて読むのに一苦労だが、著者の専門とする運動と呼吸に関してかなり詳細に最先端を知ることができる。ランニングにおける最大酸素摂取量の増加の方法や長時間運動が可能な乳酸/換気閾値(VT)について理解できた。運動時の呼吸の要諦はしっかり吐くこと。最終章の呼吸とこころの関係は前著と同じ。健康のためにはまず運動、また鼻吸気・呼気長めのゆっくり呼吸、胸郭ストレッチが大事。2022/09/01

寝落ち6段

15
心臓や胃腸、肝臓、膵臓など、体には様々な器官があるけれど、臓器の中で唯一意識的にコントロールできるのが、肺だ。不思議なことに、緊張した時に深呼吸すれば落ち着くし、意識的に呼吸数を上げることで活動量を増やすこともできる。柔道や剣道という武道をやっていた身からすると、呼吸はとても大切にされているものだ。それだけ呼吸は人間にとって必須であり、活用できるものだ。呼吸による生理的反応は本書を一読されたい。しっかりと知ることで、生活の質をよりよいものにできるかもしれない。2023/04/02

アーサー

12
通読。再読する◆ゆっくりとした呼吸は効率が良く、メリットが多い:気分の安定、ストレス解消、リラクゼーション、認知機能の向上。それぞれ原理や論文を紹介している◆内容盛りだくさん。難しい。一度読んだだけでは理解できない部分も多かった。物理、化学、生物の基本的な知識は必要。図や表、グラフは多数あり。ただし全体的にごちゃごちゃしている印象(自分の理解が足りないからかも)。縦書きに数値や数式をぶち込んでいくスタイルも読みにくさに拍車をかける。2023/01/25

三井剛一

11
復習のつもりで手に取ったが、初耳の内容も多く医療職として恥ずかしくなった。こういった気づきがあるからこそ専門書ばかり読んでいてはいけないと痛感。 「運動生理」の分野もおもしろい。 今後、呼吸に関してのエビデンスが多く積み重なっていくのを願う。2023/08/15

アーサー

11
再読◆だいぶ理解が深まった気がする◆この本のユニークなところを紹介しておく。4.3格闘技と呼吸。呼吸相によって向いている運動が変わる。自分の呼吸相と運動を最適化し、相手の呼吸を観察することで試合を有利に進めることができる。3.2 運動時の呼吸。 運動時に楽になる呼吸法はない。しかし、守るべき呼吸法はある:中強度までは鼻呼吸。激しい運動時はしっかり息を吐き、運動と呼吸のリズムを同調させる◆クエン酸回路などの生化学反応はあとで勉強しよう。並行して読んでいるブルース有機化学の下巻に登場する2023/02/17

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