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出版社内容情報
生命活動の根源ともいえる「呼吸」。人は一生の間に20億回「呼吸」をするといわれています。
そもそも「呼吸」とはなにか? 体はどのように酸素を取り込み、それを体のすみずみにまでに運ぶのか? さらに酸素はどのように細胞で消費され再び肺胞に送られた二酸化炭素はどのように酸素と交換されるのか?
「換気」の仕組みやからエネルギー代謝の方法など、その驚異のメカニズムを「呼吸」の研究の第一人者として知られる著者が徹底解説します。
まず、安静時の呼吸をもとに、生命活動を支えるそのメカニズムを解説。さらにランニングなどの運動時の呼吸をさまざまなデータをもとに精緻に解説していきます。ランニング開始時になぜ呼吸が苦しくなるのか? ランニングのリズムと呼吸のリズムは同調したほうがいいのか? など、さまざまな呼吸への疑問も解決していきます。
その他にも、今大人気のヨガの呼吸とはなにか? 空気の薄くなる登山における呼吸とは? さらには「間合い」とよばれる格闘技での呼吸とは何か? など運動種目別の呼吸のおもしろさも紹介。
そして、近年、話題となっている「呼吸」とメンタルの関係についてさまざまな研究をもとに考察しながら、「リラックス呼吸法」を紹介ていきます。
昨年からのコロナ禍でも注目されている「呼吸」、その基礎の基礎から最新研究やその応用まで、この一冊で「呼吸」のすべてがわかります。
内容説明
人は1日に2万回以上、一生のあいだに6億~7億回の呼吸を行います。ふだん無意識にしている「呼吸」には命を支えるための精巧なメカニズムが存在します!酸素を取り込み二酸化炭素を排出する仕組みとは?運動するとなぜ息が苦しくなるのか?ジョギングやヨガなど、運動種目と呼吸のコツは?さらに呼吸は「こころ」にどんな影響を与えるのか!そのすべてを徹底紹介します。
目次
第1章 「呼吸」する時、体ではなにが起きているのか?(人はどのように酸素を取り込むのか;「呼吸」を行う驚異のメカニズム ほか)
第2章 体に酸素はなぜ必要なのか(ヘモグロビンと酸素飽和度;体には酸素がなぜ必要なのか? ほか)
第3章 持久運動での呼吸の動態とメカニズム(運動時の実際の呼吸と呼吸法;運動する時「呼吸」には何が起こるのか ほか)
第4章 スポーツと呼吸のいい関係(ヨガと呼吸;登山と呼吸 ほか)
第5章 呼吸と「こころ・からだ」のいい関係(呼吸とこころの健康;呼吸とからだの健康 ほか)
著者等紹介
石田浩司[イシダコウジ]
1961年、兵庫県生まれ。名古屋大学総合保健体育科学センター教授、同大学大学院医学系研究科教授兼任。博士(医学)。1987年、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。同年、名古屋大学総合保健体育科学センター助手。1994年、名古屋大学大学院医学研究科より博士(医学)授与。2005年、名古屋大学総合保健体育科学センター教授(大学院教育発達科学研究科教授兼任)。2010年、オックスフォード大学医学部生理学部門客員研究員。2014年より名古屋大学大学院医学系研究科教授を兼任し、現在に至る。専門は運動生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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三井剛一
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