出版社内容情報
ミステリ;経済・社会小説;;;;;;;;;;;;;;;;;;
内容説明
業務委託の情報システム部員、蜜石莉名のデスクには、今日も助けを求める声がリアルで、オンラインで切れ目なく届く。東京都中央区八丁堀にある文具メーカーの情シスとして働き出して2年が経った。私だけにできること―。莉名は最適な解決にコミットする!
著者等紹介
柾木政宗[マサキマサムネ]
1981年、埼玉県川越市出身。ワセダミステリクラブ出身。2017年、『NO推理、NO探偵?』で「メフィスト」座談会を喧々囂々たる議論の渦に叩き込み、第53回メフィスト賞を受賞しデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
26
タイトル読みした作品、たぶん初読みの作家さん。情シスのヘルプデスク担当の女子のお仕事話し&プチ謎解き。面白かったです(^^)気持ちも簡単に再起動できたらイイのにね。2022/01/09
いなばさくら
16
初読み作家さんの連作お仕事ミステリ短編集。完全にタイトル勝ち!あまり小説にならない職業のミステリとしては社労士のヒナコさんシリーズみたいなものかな。社労士さんも情シスさんもいなくてはならない存在なのに、やや影が薄いのかな。最終章以外はなるほどな謎解きで、実用書としての要素もありなかなかお得な1冊に仕上がってます。主人公が2年で素人からこんなスキルを身に付けるって凄すぎるけど、確かに再起動の有効性は言う通りかもしれませんね。※ついに今年の200冊目でした。過去最高を更新しております。2023/12/26
洋
16
わたしは頼りにしている側。本社のソリューションズ課にお世話になりっぱなし。先日もめちゃくちゃ大事なファイルが 行方不明…みごとに見つけ出してもらいました。助かった~今思い出しても生きた心地がしない…。2022/07/16
季鈴
11
PCシステムを使ったお話ってあまり読んだことないから新鮮だった。派遣情報システム部員として働く蜜石莉名。こんなにいろいろ考えて疲れないかなと思うくらい莉名の気遣いがすごい。ビジネスチャットから相手の異変を細やかに推理してしまう。コロナ禍での働き方や価値観の変化からWEBミーティングの商談先の事情まで察してマスクをしてねってシステム部員兼マナー講師なの?となってしまった。ビーナス会の全力女子たちの会話についていけなかったのが悲しかった。自分にはちょっと女子すぎたかも。2024/02/20
Artemis
10
自分は役に立つ人間か?自分自身に問いかけながら日々小さなことをコツコツ頑張るお仕事小説。2024/08/11