現代詩文庫<br> 金井直詩集

現代詩文庫
金井直詩集

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783707332
  • NDC分類 911.56

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

28
40年前、十代後半の転機に出会った金井直。今読み返すと気恥ずかしさで赤面する。当時自分が書き込んだ内容に。ジャニスとYESとゼップ…盛大に聴いていた。2014/06/15

misui

6
時間の中でいずれ消えていく存在、それでも存在していることの儚さ愛しさを歌う詩。存在していると同時に非在であるという二重の現れがくり返し描かれ、しみじみと胸に迫る。わりと一篇が長くなる傾向があるのだけど、個人的には短くさらりと流しているほうがストレートに良さが感じられた。真率な姿勢がいい。「さくらの花が散る 惜げもなく己れを捨てるすばらしさ/…/そしてまた 落花に酔った者たちが去ったのちも/さいはてにむかって散りつづけているのだ」(「散る日」)2014/07/19

sk

0
馥郁たる詩集。2014/01/02

桜井晴也

0
「死なない彼女の夏 戦争のない夏/彼女の太陽 彼女の空を持っているのはぼく/兵隊ではないぼくだった」2009/12/03

 

0
再読。客観的な描写によって「物」がそこにある本質を開示しようとしたと評価されているらしい(村野四郎の激賞によって詩壇デビューが決まったのもそれに関連するか)だが、自分が気になるのは「物」の存在開示を目指す客観的な描写の徹底は同時に作者の思想を饒舌に語り出してしまうというアンバランスさを生み出してそこが面白い。恐らくその部分の強さがよく現れているのは作者の評価に対してムキになって一々反論しなくては済まないような詩論にも現れている。むしろ、このような収まりの悪さ、冗長さが魅力的なのではと思わないこともない。2021/09/07

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