出版社内容情報
帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立
ウイグル弾圧、一帯一路構想――
イデオロギーとしての”ユーラシア” が
あなたの世界認識を変える。
政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る
日本と東アジアを架橋する画期的論考!
《ユーラシア》に託された二つの現代的なテーマ
○ユーラシア大陸を横断する巨大な帝国の成立=中国
○アジアとヨーロッパの文化的混血に根ざしたハイブリッドな自我の創造=香港
中国の大国化、香港の大規模デモ、さらにパンデミックに到る
東アジアの政治的な暴風域。
その渦中にある現代のイデオロギー現象、その認知地図を更新し、
21世紀の東アジアに新たな光を当てる。
内容説明
香港の大規模デモ、さらにパンデミックに到る東アジアの政治的な暴風域。その渦中にある現代のイデオロギー現象、その認知地図を更新し、21世紀の東アジアに新たな光を当てる。政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る画期的東アジア論。
目次
球の世界、道の世界
ユーラシア人たち―その二つの政治環境
新しい大東亜共栄圏
近代のハイジャック―哲学あるいは法螺話
天にアクセスする心
ユーラシアン・モダニティ―近代化の二つの波
シュミット・シュトラウス・毛沢東
香港の創設
協力者・亡命者・哲学者―遺民の政治学
都市と帝国のあいだ
未完の革命
歴史の量子化、興亜のテクノロジー
償われたユートピア
文化史における『三体』
著者等紹介
福嶋亮大[フクシマリョウタ]
1981年京都生まれ。批評家。立教大学文学部准教授。文学博士。京都大学文学部中国語学中国文学専修卒業。2014年、『復興文化論 日本的創造の系譜』でサントリー学芸賞受賞。17年、『厄介な遺産 日本近代文学と演劇的想像力』でやまなし文学賞受賞。19年、早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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