出版社内容情報
「まいごになったのね?」
白いこねこは、だまって、うなずきました。
ブルーの目には、なみだがいっぱい、たまっています。(本文より)
発売後即重版、大人気「うさぎのマリーのフルールパーラー』の第2巻。こぐまのジローくん、きつねのネネちゃん、たぬきのタントンくん、みんな、うさぎのマリーさんがつくってくれるキラキラ輝くフルーツパフェが大好き。ある嵐の夜、まいごのこねこがマリーさんのところへ助も求めてやってきて・・・。こねこのをみんなで送っていくとねこの家は山のむこうの、ねこの家族みんなが着物を着ている不思議なかやぶき屋根の里でした。
森のどうぶつたちと果物デザートのおいしいやさしい物語。
優しい詩のような言葉で紡がれたお話と、”カラーインクの魔術師”永田萠氏の繊細で美しい挿絵のコラボレーション。
1年生からひとりで読めます。
(総ルビ、すべての見開きに永田萠氏の挿絵入り)
内容説明
この道のさきには、ふしぎなねこだけが住んでいる、ふしぎな村があるんだよ、と。でも、三人とも、たずねたことはありません。いったい、どんなねこたちなのでしょう。いったい、どんな村なのでしょう。みんなは急ぎ足になりました。1年生からひとりで読める!どうぶつたちと、くだものデザートの、おいしい、やさしい物語。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
小説家、詩人、児童文学作家。「詩とメルヘン」の編集長を務めていたやなせたかしに見出されて、詩集『愛する人にうたいたい』で1980年代に詩人として出発し、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2019年『ある晴れた夏の朝』で小学館児童出版文化賞を受賞。一般文芸、児童書ともに著書多数。1956年岡山県生まれ。ニューヨーク州ウッドストック在住
永田萠[ナガタモエ]
イラストレーター、絵本作家。「カラーインクの魔術師」と呼ばれる類いまれな色彩感覚と、花と妖精をテーマにした夢あふれる作風で、画業45年を経た今も第一線で活躍。170冊を超える著書を出版し、広告や商品等のコマーシャルアートの仕事と両立。国際淡路花博公式ポスター、マスコットなど公共機関への作品提供の他、切手制作も39種を手がけた。1987年、エッセイ画集『花待月に』で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。1991年京都府あけぼの賞、2009年兵庫県芸術文化賞受賞。2016年京都市こどもみらい館館長、2018年姫路市立美術館館長に就任。兵庫県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。