出版社内容情報
マンガで読む「おもしろくてわかりやすい」中国の思想シリーズ第三弾!
「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」孫子の兵法はいまも生きている。そして「法」による人間支配の真理を説いた韓非子の思想。
内容説明
「彼を知り、己を知れば百戦殆からず」という孫子のことばは、現代社会においても真理である。人間の功利的な部分を見抜き、信賞必罰の「法」による支配を説いた韓非子の人間論も真理である。厳しい世の中を生き抜くためには、非情と思える厳しさが時に必要だ。世界中で翻訳されたベストセラーを文庫化。
目次
孫子の思想(始計篇;作戦篇;謀攻篇;軍形篇;兵勢篇 ほか)
韓非子の思想(韓非子の一生;職分を堅守せよ;爪と牙;対応の難しさ;善意と悪意 ほか)
著者等紹介
蔡志忠[サイシチュウ]
1948年、台湾生まれ。テレビ美術等を担当したのち、新聞、雑誌に漫画を描き始める。『老子』『荘子』『論語』『史記』など、中国古典を漫画化した作品はいずれもベストセラーとなり、世界各国で翻訳されている。1985年に、中華民国の全国十大傑出青年に選ばれたほか、対台湾教育功奨、世界新聞伝播奨などの賞を受賞している
和田武司[ワダタケシ]
1933年、東京都生まれ。東京都立大学を卒業。拓殖大学外国語学部教授を経て、同大学名誉教授
野末陳平[ノズエチンペイ]
1932年、静岡県生まれ。早稲田大学東洋哲学科を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lee Dragon
12
孫子も韓非子も同じ職場の人に読ませたい。韓非子はこの当時からプラグマティズムを強調しているとても含蓄に富んでいて好き。2022/12/25
kotaro
1
★★★★★★★★★☆2022/07/18
るうるう
0
面白い。孫子が特に面白い。韓非子は性悪説を唱え、人を法によってコントロールすることばかり述べていて、あまり感心しなかった。そして本人はその思想を認められても結局不運な死に方をしている。2024/01/22
とせ
0
敵を知り己を知れば百戦あやうからず、って孫子の兵法なのね!あと、武田信玄の風林火山も孫子の兵法由来だったとは。中国の古典がベースと、知っていても出典までは知らなかった。 中国の思想をマンガで表現したシリーズ。漢文読みたくない!って人にはおすすめ。 孫子の兵法って、地形ごとの戦略やスパイの話もあって面白い。 韓非子はブタの話が好き。妻が子にその場しのぎにブタをご馳走すると言う。それを聞いた夫(曽子)はブタを殺し、驚く妻へ「言ったことを守らないと信用がなくなる」というやつ。2023/11/09