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出版社内容情報
甜米 らくれ[ウマゴメ ラクレ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
22
「とってもよく撮れてたよ!即興なのにすごいね!臨場感って言うの?カメラワークでこんなに違うんだね・私が「一人で撮った時」よりずっとよくてびっくりしちゃった」。読み友さんの感想から。魔が差して文化祭で盗撮した教師同士の不倫行為を上映してしまい、クラスに居場所の無い白沢明人。図書準備室に籠り映画鑑賞に逃げ込む彼の元に、美貌を常に隠して生きる本上夏帆が現れ、「自分の全てを撮って欲しい」と願い出る。彼女の異質な性的嗜好に困惑しながらもこれに付き合う事になった明人だが。実に奇怪な恋愛物、かな?(以下コメ欄に余談)。2021/08/06
ホシナーたかはし
16
改めてみんなのしごと、AV監督。「全裸監督」のオマージュかパクリか。映画を撮る基本:内容や脚本を決めていくところから始まるのは良いのですが、内容がちぐはぐなところが多数。映画は自己満足と言うけれど、白沢個人が凄い絵を撮ったか気になってゲリラ上映したのが、他人の性行為の盗撮てのは違う気がします。撮影を依頼した同級生か不倫していた先生に殺されるエンドしか思い浮かばない。2021/07/20
歩月るな
14
目的や着地点が、濁った汚泥に静かにハマっていく様を、一発の破滅に求める、自然主義文学的な商業露悪。ザ・蒲団。コロナ化で人通りのいなくなった野外での露出で金稼ぎ(スマート犯罪)する界隈が賑わう中、誰もそんな事実はないと目を瞑るが、現実は進行している。奇抜なテーマとシンプルに変態表現で目くらましをしているけれども、王道漫画になっていると思う。逆にエロ漫画家とモデル、な組み合わせは死ぬほど見て来たし。映像作家としての矜持が白沢にある点と、話の進行、企画、流れに則って本上の家庭環境を吐露させる所が語りのピーク。2022/02/26
alleine05
8
絵がきれいなだけが取り柄の単なる安っぽいエロコメかと思ったら抑え切れない欲求と動画撮影について描いた思ったよりもずっとしっかりした作品なのかなという印象でびっくり。もちろんサービスエロ要素も変態要素もあるのだけど。しかしこの目標だと最終的には破滅は確定的なのでは。作品として最終的にどう決着をつけるのだろう。2022/10/16
ちゃーりー
7
起こり得るけど、起こったら、かなり問題となる、タブーに挑んだ作品です。村西監督と、女優たちの関係性に似た、危うい、禁断の青春譚、となっています。エロ一辺倒とならないような、バランス感が非常に難しいところで、やや手探りでハナシが進んでいます。カバーイラストが魅力的であり、今後に期待です。2021/09/03