出版社内容情報
大学時代までラグビーをやっていた山中伸弥は、平尾誠二にずっと憧れ続けていた。ついに叶った対面。友情を温める二人を襲ったのが、平尾誠二のガンという悲劇だった。山中が平尾の闘病に寄り添っていたという事実は、生前はほとんど知られていなかった。本書は、その二人の出会いから死別までを追う、感動のノンフィクションである。
内容説明
ラグビー界のスーパースター・平尾誠二の癌闘病を支え続けたのは、ノーベル賞科学者の山中伸弥だった。「自分の全力をかけます。この僕の言うことを聞いてください」「僕は山中先生を信じるって決めたんや」―二人の友情が揺らぐことはなかった。十三ヵ月の壮絶な闘いを山中と平尾の妻・惠子が振り返る。
目次
第1章 平尾誠二という男(山中伸弥)(ドラマの主人公そのままの男;会う約束をするだけで幸せになれる;意外性のゴルフ ほか)
第2章 闘病―山中先生がいてくれたから(平尾惠子(平尾誠二夫人))(無償の友情;突然の余命宣告;「しゃああらへんわね」 ほか)
第3章 平尾誠二×山中伸弥「僕らはこんなことを語り合ってきた」(僕ら『スクール・ウォーズ』世代;技術革新と倫理観;人を叱る時の四つの心得 ほか)
著者等紹介
山中伸弥[ヤマナカシンヤ]
1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。’12年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。’20年4月から公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団の理事長を兼務
平尾誠二[ヒラオセイジ]
1963年、京都市生まれ。’81年、伏見工業高校で全国高等学校ラグビーフットボール選手権大会優勝。同志社大学では史上初の大学選手権3連覇を達成。史上最年少(当時)で日本代表に選出される。卒業後、英国リッチモンドに留学、’86年、神戸製鋼所入社。日本選手権7連覇の立て役者に。’98年に現役引退後、’99年W杯日本代表監督。2007年、神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督に就任。’16年10月永眠。享年53。妻・惠子(けいこ)さんとの間に長女・長男がいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
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