内容説明
ヘラクレスオオカブトをにがしたらいけない理由、知っていますか?物語をとおして、SDGsがよくわかる!小学上級から。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
神奈川県出身。作家、脚本家。2005年、『秋の大三角』(新潮社)で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。2012年『劇団6年2組』、2015年『ひみつの校庭』(ともに学研プラス)で、うつのみやこども賞を2度受賞
宮尾和孝[ミヤオカズタカ]
1978年、東京都出身。20歳の頃にGOING UNDER GROUNDのジャケットイラストを描いたことをきっかけにイラストレーターとして活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
43
チョウが好きな心愛とクラスの虫博士ジンは、校長先生から生物多様性についての話を聞く。そんな中、虫博士ナンバーワンを争う大輝がちょっとした出来心からペットのヘラクレスオオカブトを逃してしまい…。仲間と繋がることで、心愛に課題や使命感が芽生えたり興味関心が広がる最後に希望を感じました。SDGsを自分事として、もっと身近なこととして理解するために、この読みものシリーズは良書!来年度自館に入れたいな。2021/03/06
ヒラP@ehon.gohon
18
虫からSDGsを考える2022/08/07
杏子
18
おはなしSDGsシリーズ。この巻は知識の部分とおはなしの部分とがうまく噛み合っていてよかった。子どもたちはストーリーを楽しみながら、自然にSDGsについて興味を持ってくれるのではないかな?挿し絵の方は児童書でお馴染みの方で親しみやすい。時々、ページの途中に出てくる虫の絵には少しドキッとしたけど。奥付に、作者の吉野万里子さんと画家の宮尾和孝さんの好きな虫や飼っていた虫のことなどが書かれているのが面白かった。2021/03/21
おはなし会 芽ぶっく
12
6年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】 SDGsの絵本が多く出版されていて、今回はこちらのシリーズを紹介。大人の方が知らないので、借りる人はぜひお家で話をしてほしいということと、日本は165か国中18位ですが、達成している項目は3つしかなく、全然目標に届いていない話をしました。熱く語りすぎちゃったかな?(笑) 17の目標【15 陸の豊かさも守ろう】のおはなし2021/12/20
ふう
11
チョウが好きなことを周りに言えない心愛と、虫博士なジン、強い虫が好きな大輝。学校の外で偶然会ったことをきっかけに広がっていく友達の輪と、生物多様性についての話がすとんと胸に入ってきました。テーマを物語に落とし込むのがうまい!2021/04/30