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出版社内容情報
山口 つばさ[ヤマグチ ツバサ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
88
今回は世田介と猫屋敷先生の話。二人とも本音をあまり見せないキャラ。猫屋敷先生が世田介に声を掛けた時の表情にゾクリと。あのセリフの意図を考えてしまう。「私の全部をギブしないと」っていう言葉も、彼女は持ってるもの全部を使って戦ってるから言えるということなのか。それだけ自作品への覚悟が半端ないと思えた。八虎は世田介を見て自分の才能の限界を知ってしまうのではと恐れていた。そこからのぎこちない褒め言葉は世田介を不快にさせるだけ。相手のことを何も考えていなかったと気付いた八虎。世田介との関係はどうなるのか。2021/01/22
くりり
44
本来の目的が分からないまま淡々とこなしてしまう。努力、才能、焦燥感...「芸術は◯◯だ!」って言い切れない。また国立西洋美術館行きたいなぁ...2021/02/25
まろんぱぱ♪
36
祭りの後の脱力と喧噪。きねみちゃんご苦労さま♪ベラスケスの話、興味深く読みました。次はフレスコか,色々やるんだなあ(笑)2024/08/18
アナクマ
18
藝祭後半からベラスケス展、フレスコとモザイク制作、そして1年生最後の課題へ。◉なぜ「絵画」か。ほかの表現では? 世田介は絵が好きなの? 悩みは尽きないが、それぞれちょっとずつ内面を掘り下げてゆく群像。個人的には、読んでいてときどき話者と場面を見失うのだけど、それはこちらの読解力のせいと思っとく。主人公の独白/内省が入り乱れるから?◉猫屋敷「だって私の全部をギブしないと、みんな私の作品みないもん」元老院みたいな教授会は、ツワモノ感のあるゾクゾクする雰囲気。面白いけどしんどい、でもその先にしか無い何かが在る。2021/09/05
chie-don
17
藝大1年生の八虎。才能と努力─うーん、永遠のテーマだよね。集団の中に埋もれちゃうのはつらい。私自身は芸術に対する感性、あらまほしけれ~2021/02/18