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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
88
今回は世田介と猫屋敷先生の話。二人とも本音をあまり見せないキャラ。猫屋敷先生が世田介に声を掛けた時の表情にゾクリと。あのセリフの意図を考えてしまう。「私の全部をギブしないと」っていう言葉も、彼女は持ってるもの全部を使って戦ってるから言えるということなのか。それだけ自作品への覚悟が半端ないと思えた。八虎は世田介を見て自分の才能の限界を知ってしまうのではと恐れていた。そこからのぎこちない褒め言葉は世田介を不快にさせるだけ。相手のことを何も考えていなかったと気付いた八虎。世田介との関係はどうなるのか。2021/01/22
くりり
44
本来の目的が分からないまま淡々とこなしてしまう。努力、才能、焦燥感...「芸術は◯◯だ!」って言い切れない。また国立西洋美術館行きたいなぁ...2021/02/25
chie-don
17
藝大1年生の八虎。才能と努力─うーん、永遠のテーマだよね。集団の中に埋もれちゃうのはつらい。私自身は芸術に対する感性、あらまほしけれ~2021/02/18
どんとこいどすこい
15
世田介くんへの気持ちで情緒がぐちゃぐちゃになりました。箸の持ち方が変だったり、友達が橋田くらいしか居なかったときから薄々気付いてはいましたが、彼もまた家族にかけられた呪いから抜け出せないでいる一人なんですよね。ユカちゃんに近いものを感じます。 でも親に「絵が上手いから」と持て囃されるのが嫌で特進コースに進んだのに、いざ頭で藝大に受かったと知った時に出た言葉が「しね」「くそが」なのは、つまり世田介くんは絵を評価されたいんじゃないのかなって、世田介くんは絵を描くのが好きなんじゃないのかなって…思うんですけど…2021/01/29
にぃと
15
長いようであっという間の藝大1年生も最終課題へ。この1年を振り返っての八虎の苦悩がひしひしと感じられて辛かったり心苦しかったり。現在の自分に整理つけたり正面から向き合ったり頑張ってるのを見ると心が締め付けられる。 この巻で登場した各学年の教授もなかなかに個性的でくせ者そう。集合絵がまるでボスキャラ勢揃いみたいで今後どうなるのか期待が高まる。 後半からは八虎と世田介くんとの絡みがメインに。この辺りは舞台が芸術なだけでやってることはリアルな若者の魂のぶつかり合いって感じ。次巻でどうなるのか待ちきれない。2021/01/23