講談社文庫<br> 花咲舞が黙ってない (新装増補版)

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講談社文庫
花咲舞が黙ってない (新装増補版)

  • 池井戸 潤【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 講談社(2020/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065219430
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



池井戸 潤[イケイド ジュン]
著・文・その他

内容説明

東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。別府支店が見送りの判断を下した、老舗温泉旅館への巨額融資。返済の見込みは立たないはずだが、直後ライバル行が融資を決定した。無謀な融資の裏に隠された、二行の上層部が交わした約束とは(「湯けむりの攻防」)。正義の“狂咲”が組織の闇に挑む痛快短編集。特別収録短編「犬にきいてみろ」。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、’11年『下町ロケット』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

90
新装増補版が出たというので久しぶりに花咲舞を読んでみた。以前、ドラマも見ていたし文庫本も読んでいたのだが、今回一遍だけ特別収録があってそれもなかなかの面白さ。融資問題とかの不正は臨店の仕事で何とかなるが、組織の闇があったり政治が絡んでくるとさすがの舞もどうしようもなくただ歯噛みしながら成り行きを待つしかない。でも、正義は勝つ!半沢直樹もチラリと出てきたりしてお楽しみは用意されている。花咲ならぬ狂咲をあまり怒らせないように・・・。シリーズの新作期待してます、池井戸さん。2021/01/22

森オサム

53
「不祥事」の続編と言う事だが、読んだのがもう7年前なので記憶は無い。本作だけの印象になるが、巨大な問題に立ち向かうのは一行員としてはいささか分が悪かったか。連作短編集なので各話決着を付けながら物語は進んで行くが、その先の若き半沢直樹登場には驚かされた。そう考えると花咲舞も余り年齢は変わらないんですねぇ、でも立場が全然違いますし彼女の物語はここまでなのかな。面白かったです。2025/11/07

Kazitu

47
東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。 もぉ、ステキ。正義は、勝つ。😊 組織は、本当に嫌。上下関係、腹の探りあい。でも、金の為だからしょうがないんだろうな。💧  半沢直樹が登場したのには、驚いた。また、半沢読もうかな。2022/02/17

みぃ

32
花咲舞が奮闘する銀行バンクの話。 池井戸さんの作品はこんなにも面白い。 実写ドラマも面白いようなので見てみようと思います。2024/06/06

ピース

31
花咲舞はこれまで本店や支店にある不正を正してきた。しかし今度は銀行の根幹を揺るがせかねない闇に挑む。さすがに舞一人では無理だったが不正は正した。こんな人材がいれば頼もしいけど一緒に働く人はちょっとたまらないだろう。それに上からは煙たがられるかもしれない。もっと悪いヤツからは「一度痛い目に合わせてやれ」とばかりにハメられるかも?そうはならないように相馬には頑張ってもらいたいが戻ってくるんだろうか。2022/04/10

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