揺籠のアディポクル

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065213094
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。

ウイルスすら出入り不能の密室でーー
彼女を誰が殺した?

☆☆☆

『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ

☆☆☆

半人形――それがコノハの最初の印象だ。
隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。
医師の柳や看護師の若林とともに、病原体に弱い二人を守るはずだった無菌病棟、通称《クレイドル》。
しかし、ある大嵐の日、《クレイドル》は貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を胸に、二人は眠りに就き、
――そして翌日、コノハはメスを胸に突き立てられ、死んでいた。

外気にすら触れられない彼女を、誰が殺した?

内容説明

半人形―それがコノハの最初の印象だ。隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。医師の柳や看護師の若林とともに、病原体に弱い二人を守るはずだった無菌病棟、通称“クレイドル”。しかし、ある大嵐の日、“クレイドル”は貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。不安と焦燥を胸に、二人は眠りに就き、―そして翌日、コノハはメスを胸に突き立てられ、死んでいた。外気にすら触れられない彼女を、誰が殺した?

著者等紹介

市川憂人[イチカワユウト]
1976年、神奈川県生まれ。東京大学卒。2016年『ジェリーフィッシュは凍らない』で、第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

209
嵐により無菌病棟に閉じ込められてしまった入院中の少年タケルと少女コノハ…翌朝、少女はメスで刺されて死んでいた!?…前半はタケル&コノハの交流を描く“青春モノ”であり、後半はホラーっぽさもある“冒険譚”となり、最後は○○な“○○モノ”として閉じられるという、実に強い牽引力と高いリーダビリティを誇る名作です!“真相”の半分ほどは予想通りでしたが…見抜けなかった残り半分に驚愕!!まさか○○○○○○○○とは!?様々な疑問や違和感が一気に氷解するのは実に快かったです!(←ネタバレせずにこの昂奮を伝えるのはムリ!笑)2022/03/22

しんたろー

193
タケルとコノハを中心にした近未来サスペンス&ミステリは、序盤はタケルの独白が続いて「この調子はキツイなぁ」と思ったが、中盤からクローズドサークル色が強くなって、俄然面白くなる。一気に畳みかける終盤も「そうくるかぁ」の連続で今までの伏線を回収しつつ、切なく綺麗に着地するのは見事!…なのだが、とても残念なのは個人的に好きではない「ある要素」がタケルの身上にあって、それが物語の肝になっている点…それでも、それがラブ要素の補完になっているので仕方ないが、惜しかった!マリア&漣シリーズとは一味違った面白さではある。2021/08/06

nobby

185
何と切ない物語…隔離された無菌病棟で過ごす内に徐々に惹かれ合う少年少女。押し寄せた嵐の過ぎ去った朝に見つかる彼女の死体…誰がどうやってメスで殺したのか、そこに絞った探求に立ち塞がるのは積み重なったクローズドサークルの連鎖。時系列や視点変わっての章構成が絶妙で読みやすい。不明な事柄ばかりで複雑極まる展開に少々置いてきぼり感じていたところ、残り30頁で何気なく目にする1つのワード。うーん、安易な解決かとガッカリしかけていたら、残り20頁での大逆転!ゴメンなさい…浅はかなのは僕でした(笑)まさに圧巻の読み心地♬2021/02/18

みっちゃん

170
読み出したらもう止まらない。プロローグのその前の新聞記事から、未知のウィルス感染爆発を描くSFなのか、と思いきや、何と。暴風雨で一般病棟から隔絶されてしまった無菌病棟で起きた殺人事件。究極の密室ではないですか。ただ1人生き残った少年が、意を決して病衣のまま病棟の外に脱出、するとそこには…えっ、何で?どうなってるの?謎と違和感に満ちた描写からの、少年がたどり着いた真相。ああ、これは何ともやるせない。悲しすぎるが美しいラスト一行よ。2021/07/15

ちょろこ

166
静かに本を閉じたくなる一冊。舞台は嵐の中の孤立した病院、無菌病棟。取り残されたのは少年タケルと少女コノハの二人。不安感押し寄せる二人に翌朝待ち受けていたのは孤独だった。誰がコノハを殺めたのか…。無菌病棟という菌さえ侵入できない完全密室に漂うのは孤独とせつなさだけ。それを胸に携え真相に迫る過程は緊迫感はもちろん、究極の選択、次から次へと溢れる疑問、孤独感故の自問自答に最後まで惹きこまれずにはいられない。そしてたどり着いた真相。思わずため息ホロリ、涙ホロリ。この願いに静かにそっと本を閉じたくなる。良かった。2020/12/13

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