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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065211205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



佐野 広実[サノ ヒロミ]
著・文・その他

内容説明

元刑事の藤巻は、医師に軽度認知障碍を宣告され、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。ところが、当の娘が藤巻の元を訪れ、実習先の施設にいる老人の身元を突き止めて欲しい、という相談を持ちかけてくる。その老人もまた、認知症で意思の疎通ができなくなっていた。これは、自分に課せられた最後の使命なのではないか。娘の依頼を引き受けた藤巻は、老人の過去に隠された恐るべき真実に近づいていく…。「松本清張賞」と「江戸川乱歩賞」を受賞した著者が描く、人間の哀切極まる社会派ミステリー!

著者等紹介

佐野広実[サノヒロミ]
1961年神奈川県生まれ。1999年、第六回松本清張賞を「島村匠」名義で受賞。第65回江戸川乱歩賞で最終候補となる。「『新青年』研究会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

310
第66回江戸川乱歩賞受賞作ということで読みました。毎年、乱歩賞受賞作を楽しみにしています。本作は、巧さや完成度は感じるものの、主要登場人物が認知症と言うこと以外は、あまり新鮮味がありませんでした。選考委員の貫井徳郎が主張したように、今回は「受賞作なし」で良かったのではないでしょうか?講談社がどうしても受賞作を作りたかったのかも知れません(笑) http://shousetsu-gendai.kodansha.co.jp/special/60.html2020/10/22

ちょろこ

178
一気読みの一冊。認知症を一つのテーマに描かれる社会派ミステリ。認知症診断された元刑事の主人公が身元不明の老人の調査に携わることになり次第に周囲も脅かされていく…よくある展開だけれど興味は尽きない一気読みの面白さがあった。記憶が喪われつつある日々、片や無意識に、片や意図的に記録としてだけでなく"記憶"としてノートに記すシーンはせつなさが相まって印象的。警察組織の闇は難解疑問だったけれど組織に闇はつきものなのだろうな。コントロールに一抹の不安も感じる。想いを知った、うるっとくるラストシーンも良かった。2021/02/27

パトラッシュ

159
正体不明の死者もしくは記憶喪失者が誰なのか探る中で、意外な事実が判明するという物語はエンタメでは珍しくない。従ってこの種の作品では「お手並み拝見」と待ち構える読者を、いかに鮮やかに騙せるかがカギとなる。その方向からすると合格点には達する。認知症の初期にある探偵役の設定も面白く、ミステリとは馴染みにくい病気を重要なファクターとして融合させサスペンスを盛り上げている。しかし中盤から結末にかけては政治や警察は悪の巣窟であるかのような、Qアノンの陰謀論者でも採用しないマンガ的展開だ。松本清張が読めば呆れるのでは。2020/11/28

machi☺︎︎゛

154
訳があって警察を辞めて今はマンションの管理人をしている藤巻。軽い交通事故に遭い診てもらった病院で軽度認知症碍と予想もしなかった病名を告げられる。これからの人生を考え始めた時に、介護の仕事をしている娘から施設の前に放置されていた男性の素性を調べてほしいと頼まれる。その男性は認知症であり全く手掛かりがなかった。そこからその男性について調べていくと段々と思いもしなかった事実が判明していく。江戸川乱歩賞という事で、初読み作家さんだけど面白かった。2021/08/10

モルク

134
警察を辞職しマンションの管理人をしている藤巻は、介護施設で実習をしている娘から施設の前に置き去りにされた老人の身元の調査の依頼が。「門前さん」と名付けられた老人は痴呆が進み彼からの聞き取りは無理。漸く同居していた女性を見つけたが、彼の過去は知らないと言い彼が隠していた数枚の身分証明を出す。「門前さん」とは何者なのか。首を突っ込むごとに不穏な事態がまきおこる。学生運動、2度の大震災、警察と公安組織さらに自らの認知症と様々な物が絡み合う。男の悲哀ある生涯、最後に笑うのは誰か。江戸川乱歩賞受賞作、満足の一冊。 2021/06/20

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