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星海社FICTIONS
ゴミ箱診療科のミステリー・カルテ

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065209158
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新型コロナウイルスの流行拡大がにわかに懸念されだした2020年初頭。港市立医療センターの「ゴミ箱診療科」と呼ばれる総合内科に所属する若手医師・柊はじめを待ち受ける大量のマスク消失事件、夜な夜な病棟を騒がせる心霊騒動、そして、起こりうるはずのない電子カルテ改竄疑惑。これら院内で次々と起こる奇妙な事件を、柊はじめの上司、医局の奥に鎮座する変人にして天才探偵医師・三神宗一郎が解き明かす!著者は現役医師、これぞ医療ミステリーの最前線!

著者等紹介

津田彷徨[ツダホウコウ]
1983年、兵庫県生まれ。内科医として勤務する傍ら執筆活動を開始し、2014年『やる気なし英雄譚』(MFブックス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

21
間違いなく今月のおすすめ。地方病院の総合診療科。通称ゴミ箱診療科の柊はじめは上司の三神宗一郎に振り回されながら、病院で起こる事件を解決していく。柊や三神の姪の宗方と右往左往しながら事件を追い、最終的に天才探偵医師と答え合わせを行っていくという形式。病院勤めの自分としても、いくつか頷ける点もあり、非常に面白く読めた。新型コロナウイルス前夜の物語として設定されており、その点も含めて巧い作品。浪川大輔さんが格好良いですね。ドラマ化したら是非ご本人にやっていただきたい感じ。2020/10/21

ツバサ

13
医療ミステリー。コロナの始まりの頃から描いていて、なんか意味があるのかなと思ってたが、忘れた頃に繋がりが見えてくる構成が素晴らしい。一つ一つの話も良いが、登場人物の関係や掛け合いもユーモアがあって好きです。2020/10/19

いなばさくら

6
医療系連作ミステリ短編集。読友さんのレビュー見て読みましたが、まず初めて見る出版社!星海社って講談社の子会社らしいけど、他にどんな書籍を出版してるのやら。肝心の本作は、同系統の小説のどこかで見たような構成且つ謎解きではありますが、昨今の医療体制まで考慮したのであれば大変な秀作であります。そういう意味で早めに読んだ方がいい作品ですね。2021/06/02

coldsurgeon

4
くせのある医師たちが活躍する医療系ミステリー。医療の現場で起きる、病気やそれに関連する診療はあくまでわき役だが、病院という場で発生しうる謎を物語る。病院で発生する事件と、この2020年に起きているコロナウイルス感染症パンデミックを物語の背景の中に少し滲ませているのは、作者が医師であるからだろう。この先に存在するだろう未来は、どんなものであろう。2020/12/20

香夜

1
浪の表紙に釣られて読んだ。中も沢山写真があってかっこよかった〜!!!三神先生感ある(笑)本当に2020年の医療現場の話で面白い。各話はまぁそんなに難しくはないミステリーなんだけど、それが最後に全て繋がってくる感じがとても面白かった。柊先生と三神先生の信頼関係が素敵だったし、先の先まで読んでいる三神先生はさすがですね。コロナ禍の今だから読みたい一冊!2020/12/17

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