出版社内容情報
【シンプル遺言の書き方】
本書は、「自分で書ける」遺言の書き方の本です。遺言書で大切なことは、無効にならないことと、残された家族が財産の分け方で迷ったり、困ったりしないことです。あれこれ頑張って書いても、複雑な遺言書は間違いやすく、そのため無効になってしまうことがあります。遺言書があっても、財産の分け方をめぐって対立や争いの火種になることもよく起こります。
そこで提案するのが、簡単に書けるのに法律のポイントはしっかり押さえ、書くことの負担も、残された家族のストレスもない「シンプル遺言」です。シンプルだから自分で間違わずに書くことができます。シンプルだから読んだ人も迷いません。難しい知識も不要です。
現代の家族の在り方、生き方、介護、認知症の問題など、さまざまなケースを見てきた弁護士が、民法のしくみや考え方を平易な文章でわかりやすく丁寧に説明しているので、納得して遺言を書くことができます。
「自分の財産の分け方は自分で決めておく」――残された家族にとっては、これが一番助かります。それには遺言を残すしかありません。遺言がないと、家族や親族が集まって話し合いで分けることになるからです。
2020年7月、自筆遺言書保管制度が施行されました。残された家族のもとに遺言書が確実に届くこの制度によって、自分で遺言を書くことが身近になりました。あなたの大切な人のために、思い立ったらすぐ書ける「シンプル遺言」で準備をしましょう。状況別14の文例と専門家に相談すべき9つのケースをアドバイス。
内容説明
この本は「自分で書く」遺言の本です。自分で書く遺言は、複雑な知識を必要としないものにすべきです。それが「シンプルな遺言」です。この本では、必要な知識を整理して、1冊読めば、十分な遺言が書けるようにしました。
目次
はじめに―自分で書く「シンプル遺言」
第1章 自分で書くシンプル遺言
第2章 遺言書保管制度の使い方
対談 精神科医・名越康文先生「死」は他人のためにあるものでもある
第3章 状況別シンプル遺言文例14
対談 元裁判官・松原正明先生 民法改正により遺言のハードルが低くなった
第4章 専門家に相談すべきケース
著者等紹介
竹内亮[タケウチリョウ]
1973年、茨城県日立市生まれ。弁護士。1997年、東京大学文学部卒業。同年、朝日新聞社に校閲記者として入社。2004年、7年間勤務した朝日新聞社を退職し、新設された東京大学法科大学院に第1期生として入学。2008年、弁護士登録。現在、税務で有名な鳥飼総合法律事務所パートナー。相続法(遺産分割・遺留分・遺言)、労働法、訴訟、IT・情報法(インターネット・AI・個人情報)、一般企業法務、会社法・商取引法、知的財産法(著作権法・商標法)、倒産法、租税法などを扱う。特に相続ではクライアントから多くの相談を受ける。日本弁護士連合会家事法制委員会委員。第二東京弁護士会家事法制に関する委員会委員・副委員長。弁護士活動の傍ら、大東文化大学法学部(文章表現法)、聖心女子大学現代教養学部(関係行政論)で非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるぽん
ssコスモ
やま
だだだ
こめ