出版社内容情報
ストリート・アートとはなにか? 美術品となったサイ・トゥオンブリから、路上に名前を書き、消され、書き換え、書き換えられる街中のエアロゾル・ライティングへ、そして高値で取引される匿名作家バンクシーの作品まで。都市・美術・ストリートという三つの切り口から、さまざまな作家・作品を参照しながら、ストリートの本質と、その面白さについて語る。バンクシー展をより楽しむために!
内容説明
バンクシーはなぜ匿名かつ有名なのか。ステンシルは何を可能にするのか。サイ・トゥオンブリなどの美術に、無名の兵士による落書きから、ライティング(グラフィティ)文化、消火器のヴァンダリズムまでを並列し、都市、地下鉄、路上の美学を考え、独自の表現を生む文化の背景を見つめ、横断的にストリートの感性を描く。
目次
第1部 都市(都市と歩行;都市と表現;都市と建築;都市と景観;都市と文化)
第2部 美術(美術とストリート;美術と制度;美術と匿名;美術と前衛;美術と文化)
第3部 ストリート(ストリートと感性;ストリートと歴史;ストリートと倫理;ストリートと文脈;ストリートと情報)
著者等紹介
大山エンリコイサム[オオヤマエンリコイサム]
アーティスト。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現を展開し、現代美術の領域で注目される。1983年にイタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれ、同地で育つ。2007年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。2009年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2011年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘で渡米。2012年よりニューヨークを拠点にする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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