出版社内容情報
――涙が出ました――
騙されたと思って
72ページまで読んでください。
講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞 受賞作
☆☆☆
泣いたのは、一度だけだった。
最愛の妻・皐月を27歳で失った彰は無感動な日々のなか、
仮想都市プロジェクト『パンドラ』に惹かれて参加する。
都市の奇妙な人々から、妻との思い出に向き合うきっかけをもらった彰は、
やがて『パンドラ』を巡る巨大な疑惑に巻き込まれていく――。
愛する人を失っても、もう一度立ち上がる力をあなたに。
選考委員を涙させた圧巻のリデビュー作。
内容説明
泣いたのは、一度だけだった。最愛の妻・皐月を27歳で失った彰は無感動な日々のなか、仮想都市プロジェクト『パンドラ』に惹かれて参加する。都市の奇妙な人々から、妻との思い出に向き合うきっかけをもらった彰は、やがて『パンドラ』を巡る巨大な疑惑に巻き込まれていく―。愛する人を失ってももう一度立ち上がる力をあなたに。講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞受賞作。
著者等紹介
富良野馨[フラノカオル]
「少女三景―無言の詩人」で新書館の第2回ウィングス小説大賞優秀賞を受賞。2016年9月に『雨音は、過去からの手紙』(マイナビ出版)でデビュー。小説投稿サイト「NOVEL DAYS」で開催された、第1回講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞に応募した『真夜中のすべての光』にてリデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チアモン
62
学生時代に今は亡き妻と一緒に「パンドラ」という仮想都市のプロジェクトにバイトで参加した主人公。亡き妻と「仮想都市」内で再会することができるのか?なかなか話が進まずヤキモキしたけれど仮想都市、AIには興味があるので下巻ではどう展開していくのか楽しみ。ちょっと物語もキナ臭くなってきたなぁ。2020/08/25
緋莢
13
最愛の妻・皐月を亡くし、無気力な生活を送っていた彰。そんなある日、仮想空間〝パンドラ”の存在を知った彰は、参加することに決めるが…携帯電話(スマートフォン)は、<部屋の家電の操作や他の日常的な機能の比重が遥かに大きくなり>、<リモコンは耳かけタイプが主流だが、時計やブレスレット、ネックレス型のものもあり>皐月は、<自動運転装置や安全システムを違法に改造した、無免許の飲酒運転に車に突っ込まれて>亡くなったというのが書かれており、舞台は少し先の未来といった感じでしょうか(続く 2023/07/13
ともりぶ
2
なかなか仮想空間の話が進まず、喪失感どっぷりの現実と二人の思い出話ばかりで閉口したが、だんだん面白くなってきた。下巻に期待。2020/11/05
lop
0
仮想空間やAIといったところに惹かれ読み始めました。 上巻はほぼその説明と登場人物の過去と妻の事故で、物語はこれからという感じでした。 下巻でどうなるのか楽しみです。2020/06/13