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出版社内容情報
『緑土なす』のみやしろちうこが今注目のジャンル「オメガバース」で描く純愛ファンタジー。正体を隠して階級社会で生きる青年の恋!
内容説明
オメガへの偏見が厳しい辺境の街で正体を隠して暮らすヨナス。両親が遺した宿屋を経営しながら、発情期特有の体調不良を薬で抑える日々だった。「死ぬまでに一度は恋をしてみたい」という望みを胸に秘めたヨナスの前に、ある日アルファ然とした威容を誇る護衛・セイとシャーネルが現れる。異彩を放つ黄金色の瞳のセイに抗いがたく惹かれてしまったヨナスは、意図せず彼をオメガの力で“誘惑”してしまうが、彼はただのアルファではなく―!?運命がめくるめく純愛オメガバースファンタジー!
著者等紹介
みやしろちうこ[ミヤシロチウコ]
小説家。『緑土なす』シリーズ(リブレ)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みもざ
8
馬の手綱をとるリズムひとつで世界を作り上げる。すごいなぁ。土埃や磨き上げられた床の軋み、煉瓦の建物越しの太陽の匂いがそこにあるよう。2020/02/16
RIN
7
一般レーベルらしい糖度の低さや進撃の巨人かと思う程エッジの効いた冨田さんのイラスト、どれも個人的にはとても好ましい要素だけど、BLとしてもファンタジーとしても人を選び過ぎる事と、一冊に纏めるには展開が駆け足気味だったのが残念。騎士道物語風の世界の中でアルファ側の事情が重く、こんなにも責務と性に縛られたシンデレラストーリーはオメガバースならではだなと思う。自分の存在意義に対する葛藤はあっても、商人としてのヨナスの強かさがある種の救い。この作品はその後の方が絶対面白いと思うんだけど、もう続きは出ないかな~。2021/09/18
つき
7
オメガであることを隠して、いろいろ苦労しつつ、つがいに出会って幸せになる。お話なんだけどこのお話のオメガであるヨナスは才能の固まりで商才あり、人を見る目もありの優れた人です。むしろつがいに出会っても出会わなくもたくましく生き抜いていく人です。だけど、つがいに出会ってさらに幸せになったお話です。私個人はツンデレなエルッキさんの純愛物語なお話だと勝手に思ってます。エルッキさん、可愛いですよね。2020/03/01
わよし
7
文章の雰囲気と世界観があっててよかったし、エロなしでそれはまたよかったし、薄いと思ったけどまとまりがよかった。レーベルとしては単行本だけど軽いのでたいへん助かります。笑2020/02/17
sawa
6
「緑土なす」のファンなので新作を楽しみにしていたが、ファンタジーの設定以外もちょっと不思議なテイストを醸していた。装丁も挿絵も童話チック?台本を読んでいるかのような台詞回しが多いのも狙ってるのだろうか。私の好みとしてはもう少しキャラの魅力を見せて欲しかった。2020/02/24