出版社内容情報
信州の村にすむ小学五年生の少女・満希は、都会からの山村留学生、行人と気の合う友人へとなっていく。
やがてふたりは同じ高校に進んだが、満希は地元で農家を継ぐことになり、行人は遠くの医大への進学を希望していた。
卒業式前日、中学時代にふたりで訪れた村の図書館で、行人は山村留学を選んだ理由を初めて語り始める。「第21回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品。(選考委員:斉藤洋、富安陽子、鷲田清一の各氏)
ひとつひとつのエピソードが、時間のはなれた前後のエピソードと有機的につながっているからでしょう。そのつなげ方が、この作家はうまいのです。──斉藤 洋
よく磨かれた丁寧な言葉で紡がれた美しい物語でした。だから、言葉と言葉が響き合い読む人の心を震わせます。 ──富安陽子
「力のこもる指先の爪が白く変わっていく」。この表現に心底、ふるえた。─中略─
著者のそういう筆致は、もはや児童文学という枠を突き抜けていると思う。──鷲田清一
内容説明
信州の村に住む小学5年生の少女・満希は、都会からの山村留学生、行人と友人になる。やがてふたりは同じ高校に進んだが…。第21回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。
著者等紹介
眞島めいり[マシマメイリ]
2019年、『みつきの雪』にて、第21回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞
牧野千穂[マキノチホ]
2001年装画を描くコンペティションVol.1準グランプリ入賞、2003年TIS公募プロ部門銀賞。2009年「魔法使いの弟子たち」(作・井上夢人)他で第40回講談社出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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