講談社タイガ<br> 美少年蜥蝪 “影編”

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講談社タイガ
美少年蜥蝪 “影編”

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065180099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

謎を解き、きみが笑えば大団円だ! 西尾維新史上、もっとも光かがやく団(チーム)――美少年探偵団の活躍を描く「美少年シリーズ」、ここに終幕!

内容説明

因縁の人工島・野良間島を訪れた瞳島眉美。行方不明の仲間たちは、胎教委員会が支配する巨大な五重塔を模した学園に囚われていた。眉美はみずからの視力と引き換えに五人の奪還に成功するのだが、再集結を果たした美少年探偵団にもたらされたのは、実現不可能としか思えない依頼だった―。西尾維新史上、もっとも光かがやく団の活躍を描く「美少年シリーズ」、ここに終幕!

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作に始まる「戯言シリーズ」、初のアニメ化作品となった『化物語』に始まる“物語”シリーズなど、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんご

54
「美しくなくても、少年でなくても、探偵でさえなくてもーわたし達はチームだ」眉美の言葉が身に沁みる影編だった。探偵団での会話はいちいち笑えるし、天才児くんの変化が特にぐっときた。今回の謎解きは美少年探偵団の原点回帰をしつつも確かに成長していて、追いかけていてよかったと思えるラスト。エピローグの皆のその後はちょっと荒唐無稽なところが気になったけど面白かった。美少年シリーズは影編で有終の美を飾ったけど、番外編がでてもまた読みたいと思った。2019/12/20

ゆなほし

36
シリーズ最終巻。眉美は大きな代償と引き換えに五人の奪還に成功するが、再集結した美少年探偵団に実現不可能な依頼がもたらされるー。前巻からの引き続きの後編である為、1巻まるごとエピローグのような今巻…内容については、もう何も言えない。表紙の眉美が、美観のマユミが、クズの権化である眉美が、美少年探偵団の真ん中ではち切れんばかりに笑っている!それだけで胸が一杯だ。シリーズを通して、様々な「美」をその目でもって見せて、観せて、魅せてくれた眉美と彼らの終わりなき美を見届けられた事が嬉しい。ずっと大好き。2020/01/11

さばかん

27
サンキュー美少年。   フォーエバー美少年。     明るい美少年の未来のために。2019/12/31

マッちゃま

23
シリーズ開始から追いかけて最後はどうなるのかって思ってたけど、読み終えて「読めて良かった」そう思えた作品。青春っちゃ青春なんだろうけど、もっと若くて大人と子供に二極化しちゃうと間違えなく子供時代の物語。探偵団だから、ある意味で戦隊物みたいだったり、子供だから乗り越えられない壁を時にはドリームに、時にはリアルに跳び越えて行く彼らはヒーローでありヒロインだ。主な視点人物 美観の眉美は読み手と感情は等身人物である筈が気がつけばヒロイン。そう、誰だってヒーローやヒロインになれるんだよって教えてもらえた気がします。2019/12/29

サン

18
美少年シリーズ11巻。最終巻。眉美は行方不明になった団員をさがすため、パノラマ島で美観の力を使う。体を壊しながらも探偵団のため画策する眉美。クズはクズでもきらりと輝く星屑になれてたと思う。読み終えてから表紙を見て、じんと来た。2021/07/18

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