出版社内容情報
浮世絵師・歌川広重が事件に絡むのか。「個人写生会」とは! イケメン同心の月也を男装の妻・沙耶が助ける──書下ろし時代小説!
内容説明
美人画で名を売る歌川広重から、男装の絵姿になることを頼まれた沙耶。最初は断るが、受けるようにと奉行所からお達しが出る。最近「写生会」というのが流行り、それをネタに金持ちを強請る連中がいるらしいのだ。沙耶は広重の依頼を受けると同時に、強請りの犯人を捜そうと…。大人気!書下ろし時代小説。
著者等紹介
神楽坂淳[カグラザカアツシ]
1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風を持ち味にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
109
うちの旦那が甘ちゃんで4作目 2019.06発行。字の大きさは…小。かいをおうごとに感動が少なくなって行っていますが、急に面白くなった来ました。特に、沙耶と月也の掛け合いが多くなって特に面白くなりました。 今まで、あまり気にしなかったのですが、今回は、沙耶が作る料理を自分も作ろうかなと考えるようになりました。これには驚いています(^-^) 次回を楽しみにしています。2019/10/12
ナイスネイチャ
106
今回は強請り犯を捜査する夫婦。きっかけは面白いがちょっと話が希薄だったかな?すいません。ちょっと中弛み?2019/11/28
nemuro
58
いつの頃からか6、7冊の本を並行して読むパターンで多ければ10冊くらい。元々はせいぜい2、3冊を読んでいたような気がするのだが。専らミステリが中心だった本選びから、さほどジャンルにこだわらず気になる作家・作品があればセッセと買ったり借りたり。その結果、先へ進めず苦戦するような本に遭遇することも。そういえばせっかく頻繁な引っ越しから解放され、定住し本棚に並べられる日々が迎えられたのだからと、たくさん読みながらその時の気分で自由に選べる現在の方式に。本が渋滞気味な時、読書を促進する起爆剤的な本シリーズである。2021/03/12
ぶんこ
50
沙耶さんが、男装を絵姿にと歌川広重に頼まれ、強請り犯を暴くために囮となる。こちらの犯人は月也さんの怪我の巧妙で呆気なく解決となります。なのですが、強請りを働く原因となった事件には全く触れないのがもの足りません。このシリーズは、こういった展開が多くて4巻ともなると少々安易すぎるのではと思えてきました。月也さんと沙耶さん夫婦が癒しとなっているので読み進められますが。。。2019/11/03
Nyah
49
美人画で有名な浮世絵師・歌川広重から沙耶は絵姿を頼まれた。最初断るものの、奉行所からお役目として受けるように言われる。個人写生会に参加した事実をネタに金持ちを強請る連中がいるらしい。絵師は碌なもんがいないと牡丹が憤慨し、一緒に参加。狭霧も沙耶を助ける仲間に。/次は色悪‥結婚詐欺師みたいなもの?真面目女子が貢いでしまいたくなるいけてない男性。沙耶が囮になる事に月也も音吉も牡丹も皆で心配して‥。沙耶も貢ぎそうな女子に見えるべく練習を始める。いろんな知識が身に付きますね。 2022/07/22
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